| 【国政だより第14号】肉祭り開催、他 |
慈恩弘国民のみなさんこんにちわ。 勤勉、勤労、健康は、 慈恩弘国全国民の義務です。
------------------------------------------------ 慈恩弘国ニュース ------------------------------------------------
はじめに、
このところ、本業のグラフィックデザインの仕事が忙しく、 すっかりジオン公国復活活動が ほったらかしになっていた ランバラル大尉が、 久しぶりに活動を再開されました。
今朝の閣議に出席された大尉は、
「仕事より、世界征服をたくらんでるほうが楽しい。」
と、本音を漏らし、
これを聞いた側近が、
あわてて取引先の営業マンをかえした ということです。
この件について、 内閣広報室では、
「大尉の発言は事実ではあるが、本音では無い。
わが国は、 国土収得の際に、日本国から多額の融資(住宅ローン)をうけており、 その返済は、はじまったばかりである。 また、捕虜たちの人件費、食料の仕入れなど、 日々の経費を考慮すると、 今後もまだまだ相当のお金がかかるので、 関係各位には、 大尉にはできるだけ、 手間がかからなくて、お金になる仕事をまわすように お願いしたい。」
と、コメントしています。
次に、
6月27日の金曜日に、
1日の売上げが、目標の10万円を超えたことにより、 フラウボウたちへのご褒美として 「肉祭り」が開催されました。
この日大尉は 尻のポケットに、輪ゴムでとめた現金10万円をつっこんで、 さっそうと行きつけの肉屋へ行きましたが、
またばくぜんと、 「近江牛の一番美味しいとこを、 ステーキで食べたい。」と注文したため、
お店が混乱しました。
「近江牛は今切らしております。 国産黒毛和牛のサーロインか、 ロースならあります。」
「じゃあ、サーロインを1cmで3枚。」
「サーロインは高いですよ。」
「かまいません。それで。」
「わかりました。」
しばらくして切った肉が出てくると、
「5000円になります。」
「安っ。」
「すみません、ロース肉になります。」
「サーロインは?」
「サーロインはありません。」
「あるっていいませんでした?」
「すみません勘違いでした。 これも同じくらい美味しいですよ。」
この肉はわたしが食べるのではない。 フラウボウたちへのご褒美の肉なのだ。
大尉はおそらくそのようなご心情におなりになり、
「いいかげんですね。 もう結構です。 この店には二度とくることはないでしょう。」 ↑ を大声で関西弁に変換して言い残すと、 買おうとしていた全ての商品をかえして 店を後にしたということです。
その次に行った店でも、 やはりサーロインはありませんでしたが、
いかにも職人といったご主人が丁寧にきりわけた、 信州産の牛のロース肉を買うことができたと いうことです。
そのロース肉は、見かけも値段も、 最初の店とは段違いで、 フラウボウたちによりますと、 すばらしいお味だったということです。
大尉も一切れ食べたところ、 大変感銘を受けられ、 この肉に、
「ラビアンロースステーキ」と名づけ、 店の特別メニューに加える事にしたということです。
ちなみに、 最初に行った肉屋は大手のチェーンの肉屋で、 牛肉専門、品揃えの豊富さを謳った店でしたが、 よくよく聞きただすと、 黒毛和牛と書かれているのは、 ほとんど、ホルスタインとの交雑種の肉であり、 出所までは教えてくれませんでした。
「ラビアンロースステーキ」の肉屋さんは、 個人でやってる小さな店でしたが、 ご主人の帳面に、 仕入先がきちんと書いてあり、 今日仕入れた肉の出所を ちゃんと教えてくれたということです。
大尉が気に入ったこの店は、 七条通りと御前通りの角の肉屋さんです。
普通の町の肉屋さんですが、 いい肉屋に認定されましたので、 ジャスコ、スーパーライフ、スーパーマツモトに次いで、 オフィシャル仕入先に認定されたということです。
肉を食べまくった後、 みんなでカラオケに行きましたが、
フラウボウ達とのジェネレーションギャップが大きく、 それぞれ勝手に好きな歌をうたって、 勝手に満足したということです。
次に、
お好み焼き慈恩弘国の、 厨房の下水があふれました。
先日の大雨の際、 厨房の床の下水溝があふれ、 一時、フラウボウが大尉の釣り用の長靴で 作業する場面が見られました。
翌日には雨は上がりましたが、 下水管が詰まっているようで、 事態は改善されなかったということです。
そこで、 以前、給湯器をつけていただき、 また、その後ご来店いただいた、 TクノワークスのY氏に窮状を相談したところ、
すぐ翌日に駆けつけていただき、 詰まった下水管を、 たちどころに修繕したということです。
この功績によりY氏は、 慈恩弘国の修繕大使に任命され、 店舗部分全般のメンテナンスの任を おおせつかったということです。
修繕大使に任命されたY氏は、
「フラウボウさん、かわいいですね。 またお好み焼きを食べに来ます。」と 話していました。
おしまいに、
我が国の下水システムを破壊した大雨ですが、 意外な恩恵をもたらしました。
先日の大雨のあと、 我が国の公用車、 アスティナの運転席のドアを開けたところ、
壊れていたはずの集中ドアロックが作動し、 運転席後部のドアの鍵が自動で開きました。
ディーラーの検査報告によりますと、 ドア内部のモーターが壊れており、 作動していないという事でしたが、
このところの大雨で、 ドア内部に侵入した雨により、 キカイのどこかしらに通電し、 電気が流れて、 モーターが作動したものと 見られています。
この現象について車両省では、
「晴れて、キカイが乾いたら、 また動かなくなるでしょう。」
とコメントしており、 晴天の今朝、再び確認したところ、 やはり動かなくなっていたということです。
----------------------------------------------------- エースパイロットランキング ----------------------------------------------------- 1位、忍々少佐
2位、ララァ少佐
3位、N少尉
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆ フラウボウ募集 ◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 我が国の次代を担うフラウボウを募集しております。 ●資 格:二十歳以上の女性。 ●勤務地:京都市南区東寺の南西角付近、お好み焼き慈恩弘国 ●交 通:近鉄東寺駅徒歩10分、市バス東寺南門前徒歩5分 近鉄東寺駅はJR京都駅(近鉄京都駅)から駅1つです。 ●勤務時間:夕方5時出勤、夜10時30分から11時30分退勤 ●待 遇:南極条約に基づき優遇、時給850円 ●任 務:お水を出したり、ウィンナー焼いたり、 世界征服の片棒かつがされたり、 アホな事を言わされたり、いろいろ。 ●その他:シフト制、学業・本業を優先してください。 連邦軍女子制服支給。時々まかない有。 ●募集人数:2、3人 ●お問い合わせ→nakano@ms-06zaku.com
-----------------------------------------------------
以上、宇宙世紀008年7月4日の 慈恩弘国国政だよりでした。 http://www.ms-06zaku.com/
(内閣府)
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| 【国政だより第13号】灼熱のアバオアクーに涼風、他 |
慈恩弘国民のみなさんこんにちわ。 勤勉、勤労、健康は、 慈恩弘国全国民の義務です。
------------------------------------------------ 慈恩弘国ニュース ------------------------------------------------
冬は極寒。 夏は灼熱のアバオアクー席に、 ついにエアコンが取り付けられました。
主に、団体様の戦場として使用している、 6畳の和室、 アバオアクー席は、 いままで空調が無く、
冬にはストーブ、暑くなったこのごろは、 扇風機でしのいでいました。
それでも、我が国を訪れた同胞は、 今まで誰一人として文句を言わず、 楽しく戦いを繰り広げていましたが、
大声でガンダム話ができることで、 それ以外の事は、わりとどうでもよくなってる 大人に対して、
その大人に連れてこられた ジオン国民の2世、3世にあたる子どもたちは、 さすがに気持ちでカバーできないであろうと、
政府の要請で、 エアコンの導入が決まったということです。
導入されたのは、 ダイキン製エアコン AN22JPS-Wで、 「健康冷房運転」や、 「風ないス運転」など、
すずしい風が出たら、それでいいじゃん。
というオールドタイプの常識をくつがえす、 違いのよくわからない微妙な機能で、 圧倒的な物量をほこる連邦軍に対抗するということです。
今回の設備増強にかかった費用は、 およそ8万円で、 当然キシリア閣下の電気屋さんで購入されました。
購入の際、ランバラル大尉とハモンさまが、 閣下の店をおとずれると、 なぜかスタッフの間に笑いがこぼれ、 すぐに無線で店内中に 来訪が伝えられたということです。
無線を受け取ったキシリア閣下は、 お昼の休憩中でしたが、 すぐにお出ましになり、
我が国の設備増強のために、 グラナダの戦力をまわしてくれたと 言うことです。
また、 ちょうど店がキャンペーン中だったため、 景品の、リラックマのバスタオルを ジーンから贈られると、 ランバラル大尉はごきげんで、 店をあとにしたということです。
----------------------------------------------------- 2008年7月の営業日 -----------------------------------------------------
営業時間/18:00開店、22:30ラストオーダー、23:00閉店
04日(金)、05日(土)、06日(日)、 11日(金)、12日(土)、13日(日)、 18日(金)、19日(土)、20日(日)、 25日(金)、26日(土)、27日(日)、
----------------------------------------------------- エースパイロットランキング ----------------------------------------------------- 1位、ララァ少佐
2位、忍々中尉
3位、N少尉
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◆ フラウボウ募集 ◆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 我が国の次代を担うフラウボウを募集しております。 ●資 格:二十歳以上の女性。 ●勤務地:京都市南区東寺の南西角付近、お好み焼き慈恩弘国 ●交 通:近鉄東寺駅徒歩10分、市バス東寺南門前徒歩5分 近鉄東寺駅はJR京都駅(近鉄京都駅)から駅1つです。 ●勤務時間:夕方5時出勤、夜10時30分から11時30分退勤 ●待 遇:南極条約に基づき優遇、時給850円 ●任 務:お水を出したり、ウィンナー焼いたり、 世界征服の片棒かつがされたり、 アホな事を言わされたり、いろいろ。 ●その他:シフト制、学業・本業を優先してください。 連邦軍女子制服支給。時々まかない有。 ●募集人数:2、3人 ●お問い合わせ→nakano@ms-06zaku.com
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以上、宇宙世紀008年6月20日の 慈恩弘国国政だよりでした。 http://www.ms-06zaku.com/
(内閣府)
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| 慈恩弘国営業日報0080615 |
わたしの名前はランバラル 数知れぬ死線をくぐり抜けてきた ジオン公国の元軍人だ。
宇宙世紀008 6月15日 くもりのち雨
店を開けてしばらくすると、 マ・クベ大佐が、 大きな旅行かばんを引きずって、お見えになった。 思えば、大佐がけち臭く中古のザクしか まわしてくれなかったせいで、
わたしの部隊は全滅してしまった。
一言怨みぶしでもいってやらねばと思って 今日まで生きてきたが、
本人を目の前にすると、 かつてのわだかまりは 何処かへ消えていた。
今大佐は、 日本のあちこちに出張で飛ばされているらしい。 あの性格である、 それなりに苦労が絶えないのであろう。
孤高の変人をきどっておられるが、 本当は寂しがりやなところがおありなのだ。 我が国の存在を知って、 わざわざ足をはこんでくれたことにも、 大佐の切実な心境がうかがい知れる。
残念ながら我が国のメニューには、 現在ギャン焼きがない。 そこで大佐は、 ドム焼きをご注文され、 自分で加工してこしらえてしまった。

美にこだわり、 自分が大好きなところは、 今も変わりがないようである。
わたしは、 クラッカーを一枚とりだし、 大切な頭の飾りに添えてさしあげた。
大佐は、 味は期待していなかったが、 普通に美味しいと、言ってくれた。
憎まれ口も相変わらずである。
大戦中、 大佐の意中の人であったキシリア閣下は、 現在、ジーンを従え、 京都の大手電気屋さんで采配をふるっている。
閣下はああ見えて、 20代の女のコである。
もし大佐が今でも、キシリア閣下に想いを寄せているのであれば、 カビくさい骨董の壺などではなく、 ブランドものの、服とかバッグを進呈されたほうが 好ましいとお伝えしておいた。
この日は、 ククルスドアンも、 子供と奥様をつれてやってきてくれた。
当時、アムロ君の口車にのせられて、 ザクを手放してしまったことを、 後になってかなり後悔したらしい。
その後、 いろんな敵がやってきて、 大変だったそうである。
9時ごろになると、 ハマーンさまとドレン大尉、 シャリアブル大尉がやってきた。
祇園のアクシズでは、 ドレン大尉が「鬼嫁」という焼酎を買ってきて、 店に置き、 お客さんがおもしろがって、 「鬼嫁!鬼嫁!」と連呼して注文しているらしい。
そんな不満がたまっておられたのか、
ドレン大尉が、 ハマーンさまに「焼きメッサーラ(焼き飯)」を とり分けられたところ、
ハマーンさまは、 自分の焼き飯に紅ショウガがちょっと入った事に ひどくご立腹され、
「紅ショウガがキライって、何度言ったらわかるの!」と 言いながら、
グーでドレン大尉をたたいておられた。
そして最後まで店にいたのは、
現在我が国のエースパイロットである、 忍々さまである。
忍々さまは、 このところ、ほぼ毎日通ってくれているご常連である。
氏はいつものように、 シャア専用ゲルググ焼きを注文され、 ツノ(鷹の爪)まで食べて、 我が国での地位を決める、 ポイントカードのハンコを余分に1個獲得され、 更なる功績を積んだ。
現在、忍々さまがもっとも意識し、 恐れているのは、 ララァ少尉の存在だ。
ララァ少尉は、 わずか数回の来店で、 中尉へと異例の昇進をしている。
彼女は、たくさんの仲間を引き連れて、 店を貸し切りにし、 支払い後のポイントカードのハンコを、 全て独り占めにするという戦術で、 現在の地位を築いた。
明日、そのララァ少尉が、 仲間を引き連れて、 我が国へお越しになる。
忍々さまのエースパイロットの座が 明け渡されることは必至だ。
ララァ少尉は、 とても美しく、背も高く、 オシャレだ。
しかし、対応をひとつ間違えれば、 いつこちらの首が飛ぶかわからない、 クィーンエメラルダスのような人でもある。
礼節をわきまえた、 きちんとした物腰の反面、 正義のためなら、平気で人を殴れる アグレッシブな面もお持ちなのだ。
開国以来もうすぐ半年、 わたしの予想を遥かに超えて、
我が国は香ばしい店になった。
マ・クベが旅行かばんを引きずってやってくる店。 ククルスドアンが、子連れでやってくる店。
キシリア閣下、 ハマーンさま、 ララァ少尉は、 我が国の三大女王といっていいだろう。
シャア大佐もたくさんやってきた。 中には、大戦中の格好そのままに、 我が国の暖簾をくぐられた方もいた。
ガルマさまも来られた。 イセリナさまも来られた。
赤鼻さまもよく来られる。
ああ、僕らには帰るところがあったんだ。 こんなに嬉しいことは無い。
-------------------------------------------------- 本日のクルー 店長:ランバラル大尉、捕虜:フラウボウ2号 -------------------------------------------------- お好み焼き「慈恩弘国」 http://www.ms-06zaku.com/
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| 慈恩弘国営業日報0080612 |
わたしの名前はランバラル 数知れぬ死線をくぐり抜けてきた ジオン公国の元軍人だ。
宇宙世紀008 6月12日 くもりのち晴れ
「ガルマ、帰ったのか。」
「ああ、」
「シャワー借りてるぞ。」
「・・・・・・・・。」
「目が覚めたら、お前がいなかった。」
かちゃっ。
さーーっ。
「シャア。」
ざざざざざざざ。
「ガルマ、制服がびしょ濡れになるぞ。」
「かまわない。・・・・・シャア。」
「独りにはなれているが、 今朝はひどく寂しさを感じたよ。 もうやめてくれないか、 黙って出てゆくのは。」
「ごめんなさい、シャア。」
ざざざざざざざ。
「ガルマ。」
「あっ。」
「ふふ。」
「よせよ、笑うなよ、兵が見ている。」
「見てるもんか。」
きゅっ。 からん。
「風邪ひくぞガルマ、すぐ服を着替えろよ。」
「ああ、」
がちゃっ。
「ワインもらうぞ。」
ばたん。 かちゃかちゃ。 ぽん。 こっこっこっこ。 ばたん。
「シャア、君に話しておきたい事があるんだ。」
ばふっ。
「何だよあらたまって。なんだか聞きたくないなぁ。」
「大切な事なんだ。」
「ますます聞かないほうがよさそうだ。」
「ふざけないでくれ。」
「悪かった。よし聞いてやるからこっちへこいよ。 服は着なくていい。」
「ベッドが濡れるよ。」
「かまうもんか、お前のベッドだ。」
「シャアは意地が悪いなぁ。」
ばふっ。
「で、なんなんだ話って。」
「シャア、ボクの全ては君のものだ。 それは士官学校時代からかわらない。いや、 初めて君に会ったときからかわらないよ。」
「何だよ、別れ話か。」
「ちがう、君と別れるくらいなら、 ボクはザビ家を捨てる。 ・・・形だけなんだ。」
「だから何だよ。」
「ボク、エッシェンバッハの令嬢と 結婚しなけりゃならないんだ。」
「エッシェンバッハ?」
「聞いたことくらいはあるだろう。 地球の大企業家一族で、大物政治家だよ。 そこのご令嬢のイセリナとの縁談が進んでるんだ。」
「馬鹿な。断っちまえよ。」
「そうはいかない。 ボクはザビ家の人間だ。 政治的なしがらみがつきまとうんだよ。」
「都合のいい話だな。 さっきと言うことが違うじゃないか。」
「シャア、ボクを困らせないでくれよ。 形だけの政略結婚さ、愛なんて無い。 ボクは心から君に忠誠を誓うよ。」
「で、俺にどうして欲しいんだ。」
「しばらく会えなくなる。」
「ガルマ、私は自分の生い立ちを 今まで人に話したことは無かったが、 私は早くに両親を無くしている。 それもひどく悲劇的な形でだ。 今更両親に甘えたいわけではないが、 以来私は、自分を裏切るもの、 自分から去ってゆくものを、 決して許さない。」
「シャア・・・・・・。」
「寂しいんだよ。ガルマ。 わかってくれよ。」
「それはボクも同じだよ、シャア。 わかっているつもりさ。 だからボクのチカラで、 君の異例の昇進にも貢献しただろ。 君と同じステージにいたかったからさ。」
「信じられるか。 その口がたった今、 別れ話をきり出したばかりじゃないか。」
「シャア・・・・・・・。 わかったよ。 この縁談は断るよ。」
「ふふ、はははははは。 冗談さ。」
「冗談?」
「好きにすればいいだろ。 君は自由さ。」
「ちょっと待てよ、 そんな言い方するなよ。」
「ガルマ、君は自由だよ。 ただし、私の見えないクサリに、 いつもつながれてる。」
「あっ。」
「二度と、私から逃れられないようにしてやる。」
「あっ、シャア、やめて。」
「ふふ。」
「笑うなよ、兵が見ている。」
「誰も見てるもんか。」
「ああっ。」
「忘れるなよ、 私は、私から去ってゆくもの者を決して許さない。 それを留めることができないのなら、 どんなに愛しいものでも、 いっそ壊してしまおうか。と思うよ。」
「シャア・・・・・。」
「手離すのが、惜しければ、惜しいほど、 壊してしまいたくなるんだよ。」
「シャア・・・痛いよ、シャア。」
「ガルマは大丈夫さ、 君の私への忠誠を、 心から信じているよ。」
びしゅん、びしゅん、 びしゅん、びしゅん。
どどどどどどど。
ぼかーん。どかーん。 ぱりーん。 どどーん。
「左舷!敵飛行空母ガウに攻撃を集中しろ! あいつは、このホワイトベースに特攻する気だ。 ミライ!かわせーっ!」
「だめ!間に合わない!」
ぱりーん。ががががが。
「シャア!裏切ったなー!」
「ガルマー! 愛している。愛してるんだー! 壊してしまいたいほどにー!」
「シャアー!」
「ガルマー!」
「ブライト、ガウが機首を回頭! 避れるわ!」
「シャアー!」
「ガルマー! 私の胸に飛び込んでこーい!」
「シャアー! 抱きしめてくれーーーー!」
どどーん! どどどどどどど!
「ガルマー!あぁー! ガルマー!ガルマー! わあぁぁぁぁぁー!
ガルマーーー!」
滂沱(ぼうだ)の涙。
-------------------------------------------------- 本日のクルー 店長:ランバラル大尉 -------------------------------------------------- お好み焼き「慈恩弘国」 http://www.ms-06zaku.com/
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| 慈恩弘国営業日報080610 |
わたしの名前はランバラル 数知れぬ死線をくぐり抜けてきた ジオン公国の元軍人だ。
宇宙世紀008 6月10日 晴れ
「兄さん!兄さん!」
「なんだドズル、うるさいぞ。」
「兄さん!あ〜もう、 おっぱいの次は足かよ。 兄さんはいったい何考えてるんだよ。 兄さん、この女の足をどかせろよ。 兄さんが見えないよ。」
「なんだドズル。 興奮してるのか。」
「何言ってんだよ。 今は戦時中なんだぞ。」
「はははははは。 キシリア。 ドズルがお前の足に興奮してるぞ。」
「それは、結構なことで。」
「ええ〜、姉さんの足だったのかよっ。」
「ええ〜とはなんだ、ええ〜とは。
わたしの足では不満なのか。 わたしとて、20代の女のコなんだよ。 どうだ、この辺のラインなんか、 ララァとかいう小娘に、 まだまだ負けておらんだろうが。
ほれドズル。こういうポーズはどうだ?ん? それとも、こうか?」
「姉さん、やめてくれよ。 姉さん、やめてくれー。」
「はははははは、 キシリア、ドズルをからかうのは それくらいにしてやれ。 で、何の用なんだドズル。」
「はぁ、はぁ、 姉さんのせいで、用を忘れてしまったよ。 また後で電話する。」
「そうか。じゃあな。」
「あっ、思い出した。 兄さん、何なんだよ、 あのビグザムってモビルアーマーは。」
「どうだ、すごかっただろ。 あれ一機で一個師団分の戦力にはなっただろ。」
「確かに、敵一個師団をなぎはらう、 ものすごいメガ粒子砲だったよ。」
「そうだろう、そうだろう。」
「でもあのビグザムのメガ粒子砲。 狙って撃つって感じじゃないよね。」
「まあな。周りの敵をいっせいにドカンって感じだな。」
「その全方位発射式のメガ粒子砲を、 10万機のビグザムが一斉に発射したら どうなると思う。」
「バカだなぁドズル。お前はそんなことをしたのか。」
「ああ、したさ。 だって知らなかったんだもんよ。 もう、敵も味方も無いよ。 メチャクチャになって、全滅したよ。」
「敵も全滅したのでしょう。 なら結構なことじゃない。」
「姉さんは黙っててくれよ。 だいたい、あのビグザム。 手が無いんだよ、手が。」
「バカなお前にはわからんだろうが、 手なんか飾りなのだよ。飾り。」
「うるさいっ!いつもいつも俺をバカにするな。 ビグザムはもういいよ。 とにかく援軍だよ、援軍。 アバオアクーからの援軍をよこせよ。 兄さんはソロモンに落ちろっていうのか。」
「うるさいなあ、 二言目には、援軍援軍。 ソロモンが落ちるっていえば、 何でも買ってもらえると思っているのか。」
「ビグザムの失敗の責任は、 半分は兄さんのせいじゃないか。 ザビ家の長男らしく、 穴埋めしろよ。」
「ああ言えば、こう言う。 本当に弟根性丸出しだな。 おい、キシリア。 お前が最新最強って自慢してたモビルスーツ。 ジオングだっけ、あれがあっただろ。 あれをドズルにまわしてやってくれんか。」
「兄さん、ジオングはインテリにしか 使いこなせませんよ。 ドズルには絶対無理。」
「おいドズル。 キシリアはこんなこと言ってるが、 どうなんだ。 使いこなす自信はあるのか。」
「まかせてくれよ兄さん。 最新最強でインテリ向けなんだろ。 ぜひそいつをまわしてくれ。
本当は、俺が意外にかしこい事を 証明してみせるよ。」
「ビグザムには手が無かったが、 ジオングには足が無いぞ。 わかるか?」
「オレはバカじゃない。 足なんて飾りなんだろ。飾り。」
「そうだな。 まあそんなところだ。 じゃあ、また一個師団送っとけばいいんだな。」
「話せるな。兄さんは。 戦いは・・・」
「数なんだろ。 次は無いからな。 これでソロモンを持たせろよ。」
「わかったよ兄さん。 姉さんも、きれいだよ。 じゃあな。」
ぶつん。
「なあ、キシリア。 俺達はあいつとは血がつながっていないような 気がするんだが、どうだ。」
「そのようで。」
〜翌日〜
ピンポーン。
「荷物でーす。」
「おおガデム、早いな。」
「最近は翌日配達を心がけております。 ここの受け取り欄に閣下のサインを。」
「わかった。 おお、ちゃんと伝票にジオング10万機って書いてあるな。」
「それでは確かにお届けしましたので。」
「ご苦労。下がっていいぞ。」
「おおーい誰か。ダンボールあけるの手伝ってくれー。」
びーっびーっびーっびーっ
「敵襲!」
「閣下!大変です。 敵連邦軍の大艦隊が現れました。」
「なにいっ。ちょうどいい。 このジオング10万機を前面に押し立ててやるっ。 全員続けー!」
どどどどどどどどどどどどどどどどどど×100000機
「さて、わたしに使えるのか。 それっ。有線サイコミュ発射だ。」
びゅるるるるるるるるる。 びしゅん。びしゅん。
どかーん。ずしーん。ぼかーん。
「おお、見える。わたしにも見えるぞ。 よしっ。全ジオング攻撃開始。」
びゅるるるるるるるるる。 びゅるるるるるるるるる。 びゅるるるるるるるるる。 びゅるるるるるるるるる。 びゅるるるるるるるるる。 びゅるるるるるるるるる。×100000機
「おっ、あの白いモビルスーツ発見。 くらえっ。」
びゅるるるるるるるるる。 くるくるくるくる。
「おわっ。誰のジオングの手だ。 オレの手とからまったじゃないか。 こらっ。ほどけっ。」
びゅるるるるるるるるる。 くるくるくるくる。
びゅるるるるるるるるる。 くるくるくるくる。
びゅるるるるるるるるる。 くるくるくるくる。
びゅるるるるるるるるる。 くるくるくるくる。
びゅるるるるるるるるる。 くるくるくるくる。
びゅるるるるるるるるる。 くるくるくるくる。
びゅるるるるるるるるる。 くるくるくるくる。×100000機
がちゃん。ばきん。ぼかん。 ぱりーん。 どどどどどどどどど。 どかーん。ぼかーん。
「ああっ、なんか我が軍が、 ジオングの巨大な毛糸玉みたいになってるー。」
「ドズル閣下。小惑星の影に敵の新兵器です。」
「なにっ!」
じりじりじりじりじりじりじりじり。 どかーん。ぼかーん。 どどどどどどど。
「ああ! 毛糸玉が焼かれてる。
やむをえん。全機ジオングから脱出しろっ。 顔の部分が脱出カプセルになっている。」
すぽーん。 すぽーん。 すぽーん。 すぽーん。 すぽーん。 すぽーん。 すぽーん。×100000機
「なんだかサンゴの産卵みたいだな。 ようしこれで自由になった。 ジオングのお口攻撃で反撃だー! くらえっ。ブレストファイヤー!」
どかっ!ばきーん!
「うわっ、誰だ俺を蹴ったやつは。 ああ、ジム。 このやろう!」
ぼかっ!ひゅーん、どかっ! ひゅーん、ぼかっ!
「こらっ、蹴るなっ! あっ、あいたっ!」
ひゅーん、ぼかっ! ひゅーん、ぼかっ! ひゅーん、ぼかっ! ひゅーん、ぼかっ!
「痛っ!くそう、これじゃあ、 連邦のボールと変わらんじゃないか!あいたっ! 兄さん。 なにが最新最強だよ。 なにがインテリ向けのモビルスーツだよ。痛っ!
あっ、ガンダムだ。おのれー!」
かきーん。
「あぁぁぁぁーーーーーー。」
きらーん。☆
「あなた。」
「やらせはせん。やらせはせんぞ! やらせは・・・・。」
「あなた。」
「あなたっ。」
「はっ。・・・・・・・・・・・・・夢か。」
「どうなさったの?ひどくうなされてましたわよ。」
「ああ、ハモン。 水を一杯くれないか。」
「また戦争の夢でもみてらしたの?」
「ふぅー。そうだ。また閣下の夢をみたよ。」
「またドズル閣下の?」
「ああ、」
「どんな夢?」
「閣下は、・・・今回も、あいかわらずだったなぁ。」
「そう・・・・・・・・・。」
-------------------------------------------------- 本日のクルー 店長:ランバラル大尉 -------------------------------------------------- お好み焼き「慈恩弘国」 http://www.ms-06zaku.com/
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