このブログは私、中野新一が、ランバ・ラルを名乗り、彼が生きていて、現在の日本で生活していたらどんな事が起こるのか。その社会実験的試みの記録です。
商業デザイナーは、様々な角度からデザインを考え
作品を提案してゆくものでございます。
そのひとつに「流行」という要素がございます。
例えば、流行のど真ん中を半歩先あたり行ったデザインなどが、
最も支持され売れる商品でございます。
逆に半歩遅れたものも売れます。
これは流行の後期採用者がマーケットには
50%以上残っているからでございます。
この「流行」
先を行過ぎても、遅れすぎてもまずい。
発想が新しすぎて売れないものを複雑新奇。
発想が古すぎて売れないものを単純陳腐と申します。
ゲームやお笑いなどでお心当たりを探してみれば
実感できると思います。
人の主観というものは人の数だけあって様々だとお思いでしょうが、
実は個人の好みで左右される相対的な印象と、
多くの方が共通して持つ絶対的な印象がございます。
この二つの印象が合わさって個人の主観が形成されるのでございます。
「流行」はどちらかと申しますと、
相対的な印象の「好み」の部類に入りますが、
マーケットに対する影響があまりに大いので、
その力は、その時代において絶対的でございます。
そしてこの、東京スカイツリーの制服。
新しすぎさと古すぎさを見事に取り入れた、
新奇&陳腐なデザイン。
これがわたくし個人の感想かなと思ったら、
まあまあ、あちこちから漏れ聞こえる不評の数々。
その多くが、「古い」「昭和」といったもの(陳腐)と、
見慣れない「とんがり帽子」に対する印象(新奇)でございました。
まさに、せんとくん以来のデザイナー不信が
世の中に高まりつつあります。
よく、うちの会社の制服は格好が悪い。というOLさんの声を耳にいたします。
スカートの丈が短すぎて恥ずかしい。という歯科助手の方もいらっしゃいます。
会社がどんな制服を採用されてもそれは自由でございます。
社員の方は諦めて、親方の趣向であるそれを着ていただきたい。
しかしながら東京スカイツリーのような公共性の高いものに関しては、
そのスタッフの制服が話題になる事は必至なのですから、
広く公募して、コンシューマーの投票で決めてほしいものである。
投票の結果、やはり有名デザイナーの作品が選ばれれば納得であるし、
無名な新人が選ばれればそのデザイナーのキャリアの出発点となればいい。
我々は忘れっぽく、また順応性もあるので、
しばらくすれば、この珍奇なデザインも見慣れてしまって、
これはこれでいいという意見も出てくると思います。
それどころか逆に、この「たけのこの里」帽子が流行るかもしれない。
「流行」とはそういった面白い性質がございます。
今はただ、大変評判が悪い。
東京スカイツリー制服が初公開
ミナ・ ペルホネンのデザイナー皆川 明(みながわ あきら)がデザイン
http://www.news-gate.jp/2011/1104/19/
作品を提案してゆくものでございます。
そのひとつに「流行」という要素がございます。
例えば、流行のど真ん中を半歩先あたり行ったデザインなどが、
最も支持され売れる商品でございます。
逆に半歩遅れたものも売れます。
これは流行の後期採用者がマーケットには
50%以上残っているからでございます。
この「流行」
先を行過ぎても、遅れすぎてもまずい。
発想が新しすぎて売れないものを複雑新奇。
発想が古すぎて売れないものを単純陳腐と申します。
ゲームやお笑いなどでお心当たりを探してみれば
実感できると思います。
人の主観というものは人の数だけあって様々だとお思いでしょうが、
実は個人の好みで左右される相対的な印象と、
多くの方が共通して持つ絶対的な印象がございます。
この二つの印象が合わさって個人の主観が形成されるのでございます。
「流行」はどちらかと申しますと、
相対的な印象の「好み」の部類に入りますが、
マーケットに対する影響があまりに大いので、
その力は、その時代において絶対的でございます。
そしてこの、東京スカイツリーの制服。
新しすぎさと古すぎさを見事に取り入れた、
新奇&陳腐なデザイン。
これがわたくし個人の感想かなと思ったら、
まあまあ、あちこちから漏れ聞こえる不評の数々。
その多くが、「古い」「昭和」といったもの(陳腐)と、
見慣れない「とんがり帽子」に対する印象(新奇)でございました。
まさに、せんとくん以来のデザイナー不信が
世の中に高まりつつあります。
よく、うちの会社の制服は格好が悪い。というOLさんの声を耳にいたします。
スカートの丈が短すぎて恥ずかしい。という歯科助手の方もいらっしゃいます。
会社がどんな制服を採用されてもそれは自由でございます。
社員の方は諦めて、親方の趣向であるそれを着ていただきたい。
しかしながら東京スカイツリーのような公共性の高いものに関しては、
そのスタッフの制服が話題になる事は必至なのですから、
広く公募して、コンシューマーの投票で決めてほしいものである。
投票の結果、やはり有名デザイナーの作品が選ばれれば納得であるし、
無名な新人が選ばれればそのデザイナーのキャリアの出発点となればいい。
我々は忘れっぽく、また順応性もあるので、
しばらくすれば、この珍奇なデザインも見慣れてしまって、
これはこれでいいという意見も出てくると思います。
それどころか逆に、この「たけのこの里」帽子が流行るかもしれない。
「流行」とはそういった面白い性質がございます。
今はただ、大変評判が悪い。
東京スカイツリー制服が初公開
ミナ・ ペルホネンのデザイナー皆川 明(みながわ あきら)がデザイン
http://www.news-gate.jp/2011/1104/19/
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