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慈恩弘国営業日報0080223
わたしの名前はランバラル。
数知れぬ死線をくぐりぬけてきた、
元ジオン公国の軍人だ。


宇宙世紀008 2月23日(土)暴風、晴れ、曇り、雪


ボランティアで
レポーターをしているラジオの仕事から帰ってくると、

時刻はもう4時であった。

ハモンと一緒に買出しにゆく。


昨日の大繁盛のおかげで、
兵糧が底を尽いていたのだ。

業務スーパー、
行きつけの八百屋、肉屋などを巡り、

買出しから帰ってくると、
すでに開店30分前である。

ほどなく、
店の前に車が横付けされ、
フラウボウが降りてきた。

今日は、ご主人の車で送ってもらったようだ。

このごろの捕虜の待遇はすこぶるいい。


生活費のほとんどを、
戦費につぎこんでいるわたしより、
彼女の生活レベルは高そうである。


今日は昼間から、
ときおり日差しが射したものの、
一日中、強い、雪まじりの風が吹き続け、

我が国の庭は、
落ち葉だらけになっていた。

エアコンのスイッチを入れ、
店を暖める。
すぐに、外の寒さで、
窓が結露しはじめた。


6時を少し過ぎて、
ようやく開店準備が整い、
店の外の灯かりを点ける。

イルミネーションの灯かりや、
ライトアップ用のハロゲンランプが、
結露した窓の向こうで、
輪郭をぼかして輝いた。

光源と窓の間を、
雪が舞い踊っている。


最初のお客さんがやってきたのは、
もう8時をまわった頃であった。
同じお町内の方である。

一般の方だったので、
入店直後はとまどっておられたが、
すぐに状況を理解された。


次にやってきたのは、
フラウボウの友人のI氏であった。

I氏は、いい感じの人である。

そのため、
フラウボウ夫妻に、
よく利用されているようだ。

フラウボウの家にはテレビが無い。
I氏の家にあるからいいのだという。

この日もI氏には、
フラウボウを家まで送っていく使命が
課せられていた。


そして、9時をまわったころだろうか、
2回目の帰国となる二等兵が、
暖簾をくぐってくれた。



本日我が国を訪れてくれたのは、
この3名であった。

外は相変わらず吹雪である。

この、
きびしい寒さの中を、
万難を排して我が国に辿り着いてくれた、
同胞の愛国心に、

わたしは静かに心打たれた。



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本日のクルー
店長:ランバラル大尉、オーナー:ハモン、捕虜:フラウボウ2号
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お好み焼き「慈恩弘国」
http://www.ms-06zaku.com/
2008/02/23 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(51) | トラックバック(0) | page top↑
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