慈恩弘国営業日報0080328(反省)
わたしの名前はランバラル。
数知れぬ死線をくぐりぬけてきた、
元ジオン公国の軍人だ。


宇宙世紀008 3月28日(金)晴れ


今日も、たくさんのジオン公国民の方にお越しいただき、
大変楽しく、また感謝の営業となった。

詳細はまた後日ご報告しようと思うが、
実は私は今、反省をしている。


10時30分のラストオーダーを過ぎて
ご訪問いただいた一人の男性のお客様を、
「ラストオーダーが過ぎましたので」。

という理由で帰してしまったのだ。


しかも席にお付になられてからである。


わたしは後悔と、
申し訳ない想いでいっぱいである。

今までにも、
ラストオーダーを過ぎてのご訪問の例が
無かったわけではない。
また、営業時間がすぎてのご滞在も、
むしろ嬉しいくらいだ。

つい忙しさと、
フラウボウを早く帰宅させねば。という焦りで、
口走ってしまったのだ。


わたしの目的は、
お好み焼き屋の経営ではない。
これは手段であって、

本来の目的は、
日本中の自称元ジオン公国民同志を集め、
連邦軍に対し再戦を挑み、
ジオン公国独立の満願を達成することであったはずだ。

それは今も変わりない。


しかしわたしは、つい最近の店の繁盛に我を忘れ、
目的を見失い、
知らぬ間に、手段である店の経営に重きを置いていたのだ。

その証拠が、この対応である。
たった一人の同志も救済できず、
なにが民族の独立か。



ぼ、僕は、とりかえしのつかない事をしてしまった。



ま、とりかえしのつかない事をくよくよしてもしかたあるまい。
これからの事を考えよう。


わたしは今一度誓う。
ラストオーダーがすぎても、
わたしか店員が気づかないうちに、
席までたどり着いたら、

それはオッケーということにする。

しかし、お客様がドアを開けた瞬間に、
「ごめんなさいラストオーダーすぎたので」。と、
こちらが先に言ったときは、

ごめんなさい。
またのご訪問ということで。

ちなみに、
九州から来たんです。とか、
会社の残業があって、など、

よんどころの無い事情の場合、
もちろんいつでもウェルカムだ。

--------------------------------------------------
本日のクルー
店長:ランバラル大尉、 オーナー:ハモン、労役:フラウボウ2号
--------------------------------------------------
お好み焼き「慈恩弘国」
http://www.ms-06zaku.com/




2008/03/29 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(30) | トラックバック(1) | page top↑
慈恩弘国営業日報080322
わたしの名前はランバラル。
数知れぬ死線をくぐりぬけてきた、
元ジオン公国の軍人だ。


宇宙世紀008 3月22日(土)


今日は、昨日とはうってかわって、
建国以来もっとも大忙しの営業となった。

18時30分ごろ、
最初に入国されたのは、

常連で家族づきあいもさせてもらっている、
I氏夫妻であった。

I氏は小食であったが、
この日は、昼ごはんをひかえてきたので、
ビグザム焼きに挑戦する。

といいだした。

わたしやハモンがやめるよう忠告したが、
みごと夫妻で完食された。
夫婦が力を合わせて困難をのりきった瞬間である。

お好み焼き屋に来て、
困難に立ち向かうというのも変な話であるが、

わたしは力強い夫婦の絆を感じた。



I氏夫妻の入国後、
ほどなくやって来たのは、
3人でご予約をいただいていた、

今回で3度目の帰国となる、
高校時代の友人のH氏である。

H氏は、わたしが高校時代、青春の全てをささげた、
SF研究同好会の1年先輩である。

続いて同じくO氏、少し遅れて、I氏が入国された。
いずれも、かつての東舞鶴高校SF研究同好会の面々である。

ちなみに、
この中のI氏が2代目会長で、
わたしが3代目会長である。

さらに、この日の顔合わせは偶然であるが、
I夫妻の夫も、わたしと同期のSF研究同好会のメンバーであり、
我が国のエースパイロット、N准尉もそうである。

まだ、ビデオやパソコンが無かった時代、
CGを駆使したアニメーション作品を、
夏休みをつぶして制作するなど、
貴重な青春時代を、
アニメとSFに浪費した仲間である。


高校時代、そんなふうに健全な青春を経験しなかったせいか、
今なお、多くのメンバーがまともな人生をおくっていない。

しかし、それもとことん貫けばたいしたものである。

遅れてやってきたI氏は、
現在もアニメと深くかかわっており、京○アニメーションに勤めている。
今や、「涼○ハルヒの憂鬱」の名監督として、
世間では名が通っている。

氏は謙虚な人間である。
その点わたしは傲慢だ。

嫌がる氏を説得して、
こころよくサインをいっぱい書いてもらった。

思えば、O氏、I氏とは、
何年顔をあわせていなかったのであろう。
少なくとも10年以上にはなるはずだ。

それぞれの風貌には、
白いものや、年月の刻印が押されていたが、

ひさしぶりに再会した、そのつもる話の内容は、
最近お気に入りのアニメと映画、
そして、多部未華子はかわいいという結論であった。


次に入国されたのは、
ちょっと男前の男性である。

お話をうかがうと、
base.Gというお店の店員さんだということであった。
base.Gとは京都木屋町にある、
有名な、ガンダムをテーマにした、
おしゃれなショットバーである。

お店で我が国の事が話題になって、
お越しいただいたということであった。

飲食業素人の、
軍人であるわたくしの料理を召し上がっていただいて、
恐縮である。

いつかわたくしもそちらへうかがおうと思うが、
base.Gは、主に連邦軍の出入りする店らしい。

志なかばで暗殺されるといけないので、
うかがう際は、
人質のフラウボウを盾にして、
うかがうとしよう。


その次にご入国いただいたのは、
ご予約されていた、
わたくしがアナウンサーとして参加させていただいている、
コミュニティーラジオ局の面々、
総勢7名である。

アバオアクー席、
Nフィールド、Sフィールド、
占拠状態でお上がりいただいた。

この日は、
ラジオ局で優秀な功績を残され、この春卒業される、
大学生スタッフの追い出しコンパが行われたのだ。
本来この場には、
初代フラウボウも来るはずであったが、
急な事情で来れなくなってしまった。
非常に残念である。

それでも、
今日の別れと新たな旅立ちを迎えた、
N嬢と、T嬢には、
さまざまな困難と立ち向かいながら、
今日まで一緒に仕事ができたことを、
いつまでも誇りに思いたい。



その次に入国されたのは、
常連のタニタク二等兵。

そして、3回目の入国になる男性。

特にこちらの男性は、
前回、お仲間3人とご帰国の折、
アバオアクー席にお上がりいただいたのだが、
テーブルに設置していた水がなくなったので、
お水を催促に厨房まで来られたのである。

その時、

「水をわけてもらえませんか?」

と、ジャンパーを頭までかぶって来られたのだ。

不覚にもわたしは、
その一瞬のチャンスを逃してしまった。
モビルスーツの製造に、
あまりにも集中していたからである。

かわりに近くにいたフラウボウが、
普通に水をわたしてしまった。

閉店後、あのお客さんのしぐさには、
なにか意味があったのでしょうか。

と、フラウボウに打ち明けられ、
わたしは愕然としたのを覚えている。

なぜあの時、

「余分は無いな」。と、言えなかったのか。

わたしは激しく後悔した。

水を催促する客に、
「余分は無いな」。とは、
よその店では考えられない対応であるが、
我が国の場合、
当たり前のことなのである。

今日そのお客様と再びお会いすることができ、
その時の非礼を詫びることができた。
お客様の笑顔に、
わたしの心は救われた。

お客様のボケに対する、
適切なつっこみができない事。

それは、
辛口ソースと、甘口ソースをまちがえるよりも、
我が国においては、
許されざる失敗なのだ。


そして、
ララァ少尉とロイフォッカー少佐が、
カムラン検察官をつれてやってきた。

カムラン検察官はこれで、
3人目くらいになる。
いずれも元気でなによりだ。

この日のララァ少尉は、
戦時中の私服を髣髴とさせる、
黄色い、フレアな感じのロング丈トップに、
ボトムはカジュアルなジーンズ姿での入国であった。

しかも、袖と首周りに、
今年っぽいボヘミアンテイストの刺繍入りである。

本人は、
戦後、普段は普通のOLをしている。と言っているが、
わたしはどうも釈然としない。

あきらかに一般人とはちがうオーラをまとっている。
美しいし、目力があり、妖艶である。

これがニュータイプという人種なのであろうか。


ふと、ララァ少尉がわたしに近づいてきた。
なぜかドキドキする。
わたしは、なにか粗相をしでかしたのであろうか。

そして、ビニール袋に入った、白い箱を差し出され、

「敵のボールを捕獲してまいりました」。と、
わたしにプレゼントしてくれた。

閉店後、中をあけてみると、
おびただしい数の一口サイズのシュークリームであった。

しかも美味しいこと。美味しいこと。
我が国の安物のケーキとわ大違いである。

たくさんあったので、
国民におすそ分けするべきであった。

しかし今となっては、
すべてわたしの腹の中である。


そして、タニタク二等兵の友人のお二人がご入国。

続いて、
キシリア閣下とジーンが帰国した。

キシリア閣下とジーンは、
戦後、京都の電気屋さんで働いている。

閣下の勧めもあり、
わたしは先日閣下の店で、
液晶テレビを購入させてもらった。

戦時中は、
モビルスーツのモニターなどは、
電気を切ったら、白い線が残る、
昔のテレビみたいなブラウン管であったが、
ついに我が国にも、
液晶テレビが導入された。

感慨至極である。

もちろん、BS、CS、地上デジタルチューナー内蔵だ。

これでグラナダの残存兵力とも
交信ができるかもしれない。

ちなみに、
閣下は売り場ではすこし偉い。

はっぴしか着せてもらえないジーンに対し、
閣下は、阪神タイガースのユニホームとハチマキ姿で、
果敢に采配をふるっている。

どうやらその装束が、
指揮官である証らしい。

しかし、
戦時中では考えられない閣下のコスプレ姿に、
わたしはハートを撃ち抜かれた。

そして、凛々しいお姿に気おくれしていると、
閣下のほうからわたしを見つけ、
「あーっ!大尉っ!」と叫んで、敬礼をしてくれた。

こんなに民間人のいっぱいいる場所での
そのパフォーマンス。

このランバラル。
ちょっぴり恥ずかしかったが、
とても嬉しかった。

思えば、いまだ、ドズル閣下の行方はままならぬ。
再び、ジオン公国独立戦争蜂起の勅(みことのり)を発するは、
このお方しかいますまい。




わたしは閉店後、二階の居間にあがると、
映りのよくなったテレビを見ながら、
ララァ少尉のくれたシュークリームを噛み締め誓った。


今、このランバラルがお仕えするべきは、
キシリア閣下しかいますまい。

アルテイシアさまには、
土壇場で裏切られたしね。


--------------------------------------------------
本日のクルー
店長:ランバラル大尉、 オーナー:ハモン、労役:フラウボウ2号
--------------------------------------------------
お好み焼き「慈恩弘国」
http://www.ms-06zaku.com/
2008/03/22 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(14) | トラックバック(0) | page top↑
慈恩弘国営業日報0080321
わたしの名前はランバラル。
数知れぬ死線をくぐりぬけてきた、
元ジオン公国の軍人だ。


宇宙世紀008 3月21日(金)

冬が去り、春が訪れるこの季節。
3日寒い日が続き、4日暖かい日が続く。
三寒四温というそうだ。

宇宙で暮らしていた頃には、
そんな自然の季節の変化など、
まったく無頓着であったが、

地球での生活が永くなったからであろうか。
ままならない季節のうつろいに、
かえって安らぎを覚える。


我が国の経営も、
ちょうど今の季節のようである。

3日ほど忙しい日があると思えば、
4日ほど暇な日が続く。

今日はどちらかというと、
暇なほうであった。


開店してまもなく、
男性3人が入国された。

予約をしていた、Kさまご一行である。

なかでもお一人は、
遥か埼玉県からのお越しであった。

出張のついでというお話であったが、
わざわざ秋葉原で、
グフがガンタンクを足で踏み潰している
フィギュアを購入しての、ご入国である。

本当に京都に来たついでのご入国なのか、
そこは追求しますまい。

ともあれ、
我が軍のモビルスーツが活躍する、
非常に貴重なその像は、
店内に展示することになった。



しばらくして、
我が国のエースパイロット。
常連の
N曹長がやってきた。

N曹長はいつもの、
ノーマルなお好み焼きを注文された。

N曹長いわく、
お好み焼きとビールの組み合わせは最高だという。

同感である。

我が国の、ノーマルなお好み焼きは、
玉子が最下層に設置されている。
これは、玉子の風味が、
強烈なおたふくソースに、かき消されてしまわないよう、セパレートし、
さらに、
一番最初に、舌に、なんの味もついていない無垢な玉子を
接触させるための構造である。

そしゃくをはじめると、
玉子の第一印象はすぐに吹き飛んでしまうが、
おたふくソースの濃厚な味が、
口の中で飽和状態になったところで、

一気にビールで世界を浄化してしまう。

この再生と崩壊の輪廻こそ、
お好み焼きの理想の姿といえよう。

ビールが苦手という向きは、
ご飯でためしてみるといい。

輪廻転生をくりかえす、
お好み焼きの味のスパイラルに、
宇宙誕生の真理を感じるはずである。



Kさまご一行が出国すると、
男性4人が入国された。

そのうちお一人が、
「おやじ、何か飯はできるか?」

と、おたずねになったので、

「パンとミルクでしたら。」と、お答えすると。

「それは勘弁してください。」というお返事であった。

こちらの方は、
本日2回目の帰国だということである。


ビグザム焼きをご注文いただいた。



この日、
最後までご滞在いただいたのは、
N曹長である。

N曹長は、
体調がかんばしくないと、もらしながらも、
たった一人で数多くのビールやワインを撃墜し、



准尉への昇進を決めた。




--------------------------------------------------
本日のクルー
店長:ランバラル大尉、 オーナー:ハモン、労役:フラウボウ2号
--------------------------------------------------
お好み焼き「慈恩弘国」
http://www.ms-06zaku.com/
2008/03/21 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(15) | トラックバック(0) | page top↑
慈恩弘国営業日報0080320
わたしの名前はランバラル。
数知れぬ死線をくぐりぬけてきた、
元ジオン公国の軍人だ。


宇宙世紀008 3月20日(木) 雨・春分の日

わたしの、
永く悲しくつらかった確定申告が終わった。
もちろん青色である。

ふと気がつくと、
わたしのまわりには青いものが多い。

自転車も青いし、
パソコンのデスクトップも青い。

青いシャツを好んで着るし、
いつも使っているバッグも青い。

そういえば、
戦時中も自分のモビルスーツを
青く塗っていた。


しかし、あの迷惑なシャア大佐の赤とちがい、
わたしの青には、思いやりと意味がある。

わたしは戦時中、
青い巨星の称号をほしいままにしたが、
今は、一級カラーコーディネーターの称号も、
ほしいままにしている。
それに、このところ会費を滞納しているものの、
日本色彩学会の正会員でもあるのだ。

色彩学的にいうと、
赤色とは、人種、国籍を問わず、
有彩色の中で、もっとも誘目性があり、
進出色といって実際より目だって突出して見えるのだ。

シャア大佐は、
本人は3倍のスピードで逃げ回ればよいが、
居場所を敵に露呈し、
友軍を危険にさらしまくりである。

そして、大混乱のなか、
独りで戦果をあげ、生きてかえってくるものだから、
とんとん拍子に出世だ。

その出世はモビルスーツの性能のおかげである。と、
負け惜しみのひとつも言いたい。


その点わたしの青は、
全ての有彩色の中で、もっとも明度が低く、
地味で目立たず、賢そうで、品があり、
後退色といって、
実際より遠くにあるように見えるのだ。

「まだあんなに遠くにいるじゃないか。」

と、思わせておいて、
ヒートロッドを、びろ~んとのばし、電撃。


まさに、うちの電撃は宇宙一だっちゃ。




おとといの18日に、
貸切で臨時営業をおこなった。

やってきてくれたのは、
仕事仲間のカメラマンの方や、
そのお連れのみなさん。

総勢8名である。


我が国のトイレのドアは、
度重なる連邦軍の空爆によって、
すっかりたてつけが悪くなり、
どこかにつかえて開きにくい。

キシリア様などは、
足で蹴りながらドアを開け閉めするコツを開発されたくらいである。

ところが、この日来てくれたカメラマンのN氏が、

「このネジ、まわしたらなおるで。」と、
ドアの基本構造にかかわる極秘情報を教えてくれた。

今朝、さっそくネジをまわしてみると、
なんと、いい感じで開け閉めできるではないか。


また一歩。
世界征服の野望に近づいた。


--------------------------------------------------
本日のクルー
店長:ランバラル大尉
--------------------------------------------------
お好み焼き「慈恩弘国」
http://www.ms-06zaku.com/
2008/03/20 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(14) | トラックバック(0) | page top↑
慈恩弘国営業日報0080313
わたしの名前はランバラル。
数知れぬ死線をくぐりぬけてきた、
元ジオン公国の軍人だ。


宇宙世紀008 3月13日(木) 晴れ


先週の営業は、
たいへん多くの国民にお越しいただき、
また、

ドレン大尉、シャリアブル大尉とも
旧交をあたためる事ができ、
充実した営業となったが、

この期にいたって同胞諸君に詳細をご報告できず、
断腸の想いである。

わたしの工作活動時間を奪い、
我が国の再起を妨害しているのは、
地球日本国における国民の収支管理制度のせいである。

いわゆる、
確定申告という制度だ。


後から後から出現する領収書。
請求してもいないのに振り込まれているギャラ。

今さら催促しづらい、何ヶ月も前の請求。

2重に振り込んでしまっている代金の発覚。


そして、
去年地球上に手に入れた、念願の我が国の国土のための、
住宅ローン特別控除がまた、
得なんだか、損なんだか、

法務局、区役所、銀行、郵便局と駆け巡り、
数々の証明書と、
不動産売買契約書に添付する、
1万5千円もする収入印紙を購入。

あんな切手が1万5千円。

小さな、糊のついた紙片に10000円と5000円って
書いてあるだけなのに。

不条理である。



こんなもの、戦場で何の役にたつというのだ。



いや、郷に入っては郷に従わねばならぬ。

この連邦軍の勢力下においては、
何を言っても負け惜しみだ。
あの、アムロとかいった少年の、
心に突き刺さる、無神経な一言が思い起こされる。

悔しい。

昔のことまで言いはじめると、本当にいろいろ悔しいが、
今はそれどころでは無い。
月曜までに全ての問題を解決し、
確定申告書を完成させ、
税務署へ出頭しなければならないのだ。


客のいない店の片隅で、
コップ酒を飲みながら、
わたしの、
領収書との孤独な戦いは続く。




--------------------------------------------------
本日のクルー
店長:ランバラル大尉
--------------------------------------------------
お好み焼き「慈恩弘国」
http://www.ms-06zaku.com/
2008/03/13 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(1) | トラックバック(0) | page top↑
【国政だより2号】 新型マヨネーズ導入
慈恩弘国民のみなさんこんにちわ。
勤勉、勤労、健康は、
慈恩弘国全国民の義務です。


さて、

今朝の定例記者会見において、
我が慈恩弘国暫定国王である、
ランバラル大尉が、

かねてより、
フラナガン機関の研究所の隅で、
一人勝手に開発を進めていた
新型マヨネーズの開発に成功したと
発表しました。



-------------------------------------

えー、
全慈恩弘国民のみなさん。


以前より課題であった、
マヨネーズを越えるマヨネーズの開発に
わたしはついに成功した。

早ければ、
明日の実戦に投入される予定である。

思えば、
ここまでの道のりは長かった。


期待のシーザーサラダドレッシングをもってしても、
ついに突き崩せなかった、
おたふくソースの鉄壁のコクを、

見事打ち破り、

その下に隠された、
生地の風味を、
前面に押し立てる事ができた瞬間。


わたしは神を見た。


この、濃密なミノフスキー粒子の中でも、
自由に戦えるモビルスーツのごときマヨネーズを、

わたしは、
モビルネーズと名づける。



-------------------------------------
以上、宇宙世紀008年3月7日の
慈恩弘国国政だよりでした。
http://www.ms-06zaku.com/

(内閣府)
2008/03/07 | 【国政だより】 | コメント(1) | トラックバック(0) | page top↑
慈恩弘国営業日報0080303
わたしの名前はランバラル。
数知れぬ死線をくぐりぬけてきた、
元ジオン公国の軍人だ。


宇宙世紀008 3月03日(月)


今日は、3月3日、ひなまつりである。
我が国の、ミクシーのコミュに参加してくださっている、
ちょんまげさまのご協力で、
ひなまつり特別営業を行うことにした。

当日の朝、
あらかじめ用意しておいた、
桜の造花のお花で、
店の中を飾り立てた。

お店の中がとてもキュートな感じになった。

朝、10時30分すぎ、
ちょんまげさまが車でやってきた。

ひなまつりには欠かせない、
ひな飾りをお貸しいただくためである。

お貸しいただくのは、
ちょんまげさま渾身の作。
ジオン軍モビルスーツひな段である。

5人囃子には、
バズーカを3丁かかえた、
シャア専用ザクとその手下、
4機の量産型ザクの、
一個小隊。

3人官女には、
ガイア、オルテガ、マッシュの、
黒い三連星と呼ばれた、
ドム3機。

そして、最上段の、
お内裏様とお雛様には、

型抜きして作った大量のビットを放出している
エルメスと、シャア専用ゲルググの
カップルである。

サイド3とソーラレイをイメージしたぼんぼりが、
愛する二人を囲んで、
幸せのともし火を思わせながら、
くるくる回っている。

わたしは、
設置が完了したひな壇にみとれながら、
ちょんまげさまと、
熱いジオン話に花を咲かせた。


夕方、
店をオープンすると、
ほどなく3人の親子の方がやってきた。

お話をうかがうと、
近所のヘアサロンを経営するご夫婦と、
息子さんだという。

ご主人と息子さんは、
無類のガンダムファンらしく、
週末しか営業していない我が国に、
なかなか来れなかったが、

今日、たまたま店の前を通りかかったら、
開いていたので、
すかさず飛び込んだということだ。

できるだけ多くのジオン軍残存兵力を結集するためにも、
将来は、平日の営業も
視野にいれなければなりますまい。


続いて、
電話でご予約をいただいていた、
5人の公国民がやってきてくれた。

このところ、我が国には、
一般のジオン公国市民の方の、
観光目的の入国が続いていたのだが、

なんとこの5名さまの中に、
ひときわ異彩を放つ、
アグレッシブなクレオパトラのような、
豪華な感じの女性がいて、

自分は、ララァ・スン少尉だと名乗って出てくれた。


そして、その隣にいた、
こちらもエレガントな感じの美しい女性も、

「自分もなんかキャラがほしい。」とおっしゃったので、

それでは、イセリナ・エッシェンバッハ様はどうでしょうと、
お勧めしたところ、

「じゃあそれ。」

ということになった。


なんと、因縁のお二人が、
今となっては友達になっており、
我が国をご訪問されたのである。

方や、ララァ少尉はシャア大佐の彼女。
イセリナ様は、シャア大佐の計略にはめられて殺害された、
ガルマ様の婚約者である。

冷静になって立場を考えてみれば、
心穏やかではないはずである。


いちばんノリノリで楽しんでくれた、
このメンバーの隊長らしき男性は、

まさに連邦軍のスレッガー中尉か、
ゼントラーディー軍が地球に攻めてきた時の、
地球軍伝説のエースパイロット。
ロイ・フォッカー少佐を髣髴(ほうふつ)とさせる、
容貌と性格の持ち主であった。

フォッカー少佐は、非常にライトな感じで、
ララァ少尉とイセリナ様を口説いておられた。

しかし、ララァ少尉とイセリナ様は、
慣れたご様子で、
フォッカー少佐の攻撃を軽くあしらい、
それぞれ勝手に、
ひな飾りを写真に撮られたり、
めくるめく我が国のメニューをお召し上がりいただいて、
楽しんでおられたようである。


やがて、
ご近所で、我が国をずっと気にしてくれていたという、
新兵の方が3人。

そして、
ひな飾りの作者、
ちょんまげさまと、
バイク用品のKUSHITANIのM店長さまご一行、
がやってきてくれた。


KUSHITANIご一行さまは、
ひなまつり特別メニュー。

ひなあられとビールセット。
ひし餅型お好み焼き、
ビグザムセットなどをご注文いただいた。

思えば、
KUSHITANIのM店長さまが、
ふらっと我が国を訪れてくれたおかげで、
ちょんまげさまとも知り合う事ができ、

今日のひなまつり特別営業が実現したのである。

心から感謝する次第である。


いつの日か、
我がジオン公国復興のあかつきには、

そのご尽力に敬意を表し、
バイク省を設立して、
ぜひ大臣に就任していただきたいものである。



営業時間を少しすぎて、
最後のお客様となったのは、

フォッカー少佐率いる、
スカル小隊ご一行であった。

ご一行は、
たくさん食べ、たくさん飲んでくれた。


一日でビール樽が2つ空になったのは、
営業開始以来、2度目であった。

我が国のスタンプカードをお作りしましょうかと
申し上げたところ、

仲間を押しのけて、
ララァ少尉がハンコを独り占めされた。

ララァ少尉はこの日、
いっきに4階級特進。

伍長に昇進された。



わたしの記憶が正しければ、
ララァ少尉は、白鳥の大好きな、奥ゆかしい女性であると聞いていた。
敗戦後の歳月が、
少尉を、こんなに派手な感じに変えてしまったのであろうか。

しかし、わたしは今の少尉のほうが、
さっぱりしてて好感がもてる。
戦時中の少尉は、
テレパシーで人を見透かすような所があり、
正直、とっつきにくかったのだ。


今日はとても楽しい営業となった。
志を同じくする多くの同胞との出会いに、
ジオン公国復興への確かな手ごたえを感じている。

店の後片付けをしながら、わたしは今日の幸せを振り返った。


この幸せは、平和がもたらしてくれたものなのか、
わたしが目論んでいる、
独立戦争への執念がもたらしてくれたものなのか、

今は答えが出せない。



--------------------------------------------------
本日のクルー
店長:ランバラル大尉、オーナー:ハモン、捕虜:フラウボウ2号
--------------------------------------------------
お好み焼き「慈恩弘国」
http://www.ms-06zaku.com/
2008/03/03 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(17) | トラックバック(0) | page top↑
慈恩弘国営業日報0080301
わたしの名前はランバラル。
数知れぬ死線をくぐりぬけてきた、
元ジオン公国の軍人だ。


宇宙世紀008 3月01日(土)


今日のフラウボウは、
補欠フラウボウである。

しかし、4月からはこの補欠という文字がとれそうだ。

補欠フラウボウは、
なんの役にたつのか
さっぱりわからない資格をたくさん持ち、

仕事の覚えも早く、

そのうえ、とても人当たりがいい。


しかし、彼女の有能さと、
人の良さは、
決して彼女を幸せにはしてくれない。

今まで、いろんな職場で、
無理難題を押し付けられ、
本人も、できると思い込んで仕事をかかえるものの、

結局、にっちもさっちもいかなくなって、

マンガ喫茶に逃げ込むという人生を歩んできた。



その彼女が意を決して、
辞職を申し出たのだ。

その結果、
このままでいくと彼女は4月には無職となり、

我が国に存分に貢献できる事になるのだ。


フラウボウの人の良さにつけこんで、
労働を強要している点においては、
我が国も、彼女を使役してきた企業となんらかわりはないが、

たこ焼きのあまりなどを、
おしげもなく与えたりしている恵まれた労働環境によって、
彼女ははじめて、
労働の喜びを知ったのではなかろうか。

4月からはレギュラーフラウボウとして、
我が国発展の一翼をになってもらいたい。


そこで、卒業していった
初代フラウボウをフラウボウ1号。

今のレギュラーフラウボウを、フラウボウ2号。

レギュラーフラウボウが来れない時にだけ
助けてもらってた、
補欠フラウボウを、フラウボウ3号と、

今後は、通し番号で呼び分ける事にしようと思う。


しかも、先日フラウボウ2号の友人が我が国を訪れてくれて、
働いても良さげなお言葉をいただいたので、

もしかしたらフラウボウ3人体制で、
我が国は運営されるかもしれない。


そうなると、
フラウボウの都合が合わなくて、
ハモンと二人でてんてこ舞いになることも無くなるであろうし、
スケジュールに余裕ができるので、
繁忙期には、
フラウボウ2人体制で営業することも可能なのだ。


フラウボウが店に2人なんて不自然。とお思いの諸氏は、
こうご理解いただけないであろうか。

我が国にとってフラウボウとは、
パタリロの統治するマリネラ王国の、
タマネギ部隊のようなものであって、


ひとりくらい、
増えても、減っても、
どうということの無いように思えるが、


かけがえの無い存在なのである。



--------------------------------------------------
本日のクルー
店長:ランバラル大尉、オーナー:ハモン、捕虜:フラウボウ3号
--------------------------------------------------
お好み焼き「慈恩弘国」
http://www.ms-06zaku.com/
2008/03/01 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
| ホーム |