慈恩弘国営業日報0081021
わたしの名前はランバラル
数知れぬ死線をくぐり抜けてきた
ジオン公国の元軍人だ。

宇宙世紀008年 10月 21日 晴れ


ここは、
中央アジアの西の果て、
カスピ海を渡ってしばらくいったとこらへんの

マ・クベの鉱山基地。



「大佐、大佐、起きてください。
 マ・クベ大佐。」

「あっ、つーつつつつ。」

「気がつかれましたか大佐。」

「痛っ、いったー。
 うう、お、ウラガン。
 わたしはいったい。」

「大佐、しっかりしてください。
 大佐はキシリア閣下に銃で頭を撃たれて
 意識を失っていたんですよ。」

「おお、そうであった。
 あれ?
 なんでわたしは生きておるのか?」

「知りませんよ。
 脳が入っていないのか、
 脳のしわの間をうまく銃弾が
 抜けたんじゃないですか。」

「ウラガン、口をつつしめよ。
 わたしはお前の上官だぞ。
 上官のわたしの頭がからっぽだと、
 そう言うのか!」

「大佐、それどころじゃありませんよ。
 さっきからキシリア閣下が司令室で
 お呼びです。」

「おお、愛しのキシリア閣下が。
 なんでそれを早く言わんのだ。
 すぐ行くぞ。」


ぷしー。


「お呼びでございますか、
 キシリア閣下。」

「おお、マ・クベ、
 お前のことだ生きているとは思っていた。
 あれを見よ。」

「は、どれですか?」

「そこの、ほれ、我が102採掘基地の外壁の向こうだ。」

「ああっ!なんとあれは!」

「そうだ。連邦のガンダムが、岩陰からこっちを見ている。」

「隠れて偵察しているつもりなんでしょうか。」

「まさか、な。丸見えすぎる。
 いずれにせよ叩かねばならぬ。
 なにかよい手立てはないか。」

「おまかせください。
 そんなこともあろうかと、
 わたくし、新型メカをこっそり開発しておりました。」

ぽちっ。

ういいいいいいいん。

ぱんぱか、ぱんぱー、
ぱんぱか、ぱんぱー、
ぱんぱか、ぱんぱんぱーん。

「渾身のビックリドッキリメカ。
 アッザム。」

アッザム




「おいマ・クベ。
 なんだこの
 ハクション大魔王の壷みたいなメカは。」

「なにをおっしゃいますやら、
 この優美な曲線、豊かなボディー。
 モビルアーマーアッザムのデザインは、
 北宋の壷からヒントを得て開発された、
 まさに究極の美の壷です。」



「マ・クベ・・・・。
 30万歩ゆずってこれが美しいとしよう。
 で、それが戦闘能力とどう関係があるのか。」

「アッザムのデザインはとても美しいので、
 誰もが傷をつけるのは惜しいと思わずにいられません。
 つまり、
 このアッザムに乗っているかぎり、
 弾は飛んでこないというわけです。
 まさに、アッザムのデザインこそ、
 美を前面に押し立てた究極のバリアー。
 そしてこっちは思う存分攻撃し放題!」

「ウラガン、わたしの銃はどこだ。」

「はっ、ここに。」

すちゃっ。

「あ、いや、閣下、
 いましばらく、いましばらく。
 それ以外にも数々の秘密兵器満載で、
 ほんとうに素晴らしいメカなんですよ。
 乗り心地も抜群で快適そのもの、
 エアコン、パワーウィンドー、アルミホイル、
 カーナビ付き。
 ねぇ、試しにご一緒に出撃しましょう。ね。ね。」

「一緒にだと?
 お前、わたしをデートにでも誘っているつもりか。」

「そのとおりです。
 愛しい、かわいい、キシリア閣下。」

「かわいい、だと?
 そんな事父にも言われたことが無いわ。
 バカにしおって。」

すちゃっ。

「ひいいぃぃっ。」

「しかし、気持ちのよいものだな。
 もう一度言ってみろ。」

「愛しい・・・。」

「その後だ。」

「かわいいキシリア閣下。」

「よかろう。ドライブにつきあってやる。
 すぐに発進せいっ。
 ウラガン。おまえもつきあえ。」

「はっ。」

「よーし、マ・クベ、ウラガン、
 あそこでアホづらして、こっちをのぞいてるガンダムを
 やっておしまい!」

「あらほらさっさー。」


ごごごごごごごご。


「なんだあの空飛ぶ壷は。」

「はははは、上をとった。
 ガンダムうかつだな。
 いけー、リーダー発射。」

「うわぁ、なんだこの砂みたいなのは。
 ガンダムが汚れる。」

「くらえっ。4000度の放熱磁場だ受けてみろっ!」

「ああっ、熱い、熱い。
 水~、水をめぐんでくださ~い。」


「おおー。やるねマ・クベ~、
 男だね。すごいね。天才だね。見直したよ。」

「大佐、このスイッチはなんですか?」

ぽちっ。

「ブタもおだてりゃ木にのぼるー。ぷーっ!」

「こらっ、ウラガン!
 よけいなとこさわるんじゃないよ。」ぼかっ!

「キシリア様、今のは?」

「気にすることは無いよ。
 さあ、マ・クベ、早くとどめだよ。」

「わかりました。
 じゃあ、大砲撃つんで、
 いったん放熱磁場を切りますね。」

「切りますねって、おい、
 そんな事したら。」

ぷちっ。

「やった、動ける。いくぞ。」

「死ねえっ、ガンダム!」

どどーん。

「そんな大砲当たるもんか。
 くらえっ、ビームサーベル!
 たぁー。」

ぶすっ。

ぴしっ、ぴしっ、ぴしっ。
どどどどどどどどどど。
どんどんどんどん。

「おいマ・クベ、どうするんだよ。
 爆発しそうだよ。」

「キシリア閣下、こんなこともあろうかと、
 脱出用の・・・。」

「おお、お前は用意周到だね。かしこいね。
 早く脱出だよ。」

「・・・・・自転車があります。」

「ウラガン。このスカポンタンを
 やっておしまい。」

「あらほらさっさー。」


ぼかーーーーーーん。
どどどどどどどどどどどどど・・・・・。



「やったー。」

「やったでハロー。」

「ヤッターガンダムー。」どしーん。

「はーははははははは。」






きいこ、きいこ、きいこ、きいこ。

「えっさ、ほいさ、えっさ、ほいさ。」


「こら、マ・クベ、しっかりこいでるかい!」

「こいでますとも、キシリア様こそ、
 力抜いてるんじゃありませんか?」

「なんだってー、わたしを誰だと思ってるんだい。」


ぴこん、ぴこん、ぴこん、ぴこん。

「あ、父上から電話だ。」

「よお、キシリア。全部衛星回線で見させてもらってたよ。」

「何が言いたいのですか、父上。」

「そうだなぁ。お前が今一番言われたくないことを
 言ってみせようか?」

「はぁ?」


「こーの、アカポンタン、
 おしおきだべー!」


「むっ。」

「はーははははははははは。
 爆破したりしないから早く帰って来い。
 ギレンが心配していたぞ。」


「うるさーーーーい!」



きいこ、きいこ、きいこ、きいこ。
きいこ、きいこ、きいこ、・・・・・・・・夕日。




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本日のクルー
店長:ランバラル大尉
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お好み焼き「慈恩弘国」
http://www.ms-06zaku.com/

お好み焼き「慈恩弘国」コミュ(登録=国民)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2975500
2008/10/21 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
【国政だより第20号】ディズニー営業につづいてハロウィン営業。他。
慈恩弘国民のみなさんこんにちわ。
勤勉、勤労、健康は、
慈恩弘国全国民の義務です。


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慈恩弘国ニュース
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はじめに、

慈恩弘国の店舗において、
9月いっぱい続いた
ディズニー強化営業がひと段落したところですが、
今度はハロウィン強化営業がはじまるようです。

昨夜、政府の発表によりますと、

このハロウィン強化営業は、
先日ランバラル大尉が、
近所のジャスコに食材の仕入れに行った際に、

ハロウィングッズが30%OFFで販売されているのを発見し、
例によって、その場で思いついてしまったため、
行われることになったということです。

その現場を目撃した、
ジャスコに買い物に来ていた買い物客によりますと、

ランバラル大尉は、
ハロウィングッズを手当たり次第買い占め、
「今度は、ハロウィンだー!はーはははははは。」と大声を上げて
何かひらめいていたという事です。


この件に関して、
今朝の定例記者会見で内閣官房長官は、

「大尉の思いつきは、いつも場当たり的ではあるが、
 的をえている。
 今回のハロウィン強化営業も、
 我が国の外貨獲得に、
 おおいに貢献するだろう。」とコメントしました。

しかし、
このハロウィン強化営業は、
お菓子好きの大尉が、
客であるジオン公国民から、
合法的に、お菓子をまきあげるシステムにもなりかねず、
事実上の増税なのではないか。という、
記者の質問に対しては、

「大尉はダイエット中だ。」と、
聞いたこともない理由で、質問をかわしました。

また、
大尉は、捕虜のフラウボウ達に、
次々と自分の趣味のコスプレをさせて、
個人的に楽しんでいるのではないかという点については、
政府として明確な返答は無く、

捕虜の取り扱いを定めた、
南極条約に違反しているという見方もあり、
今後、国際的な波紋をよびそうです。

お好み焼き慈恩弘国のハロウィン強化営業は、
今月17日金曜から、来月2日の日曜まで
続くということです。


次に、

今や全ジオン国民のアイドルとなっている、
新人フラウボウ、5号に関する話題を
まとめてお伝えいたしましょう。

我が国の流しは2層式になっており、
右側で食器を水につけて、
左側で洗剤をつかって洗うことになっていますが、

ある日、
この右側の食器のつかり汁を眺めていた大尉が、
「この水、絶対とんこつ味がするはず。」と5号にふりました。
5号も5号で、
「わたしもそう思います。」と答えたので、

じゃあ、じゃんけんで負けたら、
ちょっと味見してみようということになったということです。

その結果、
案の定、5号が負け、
5号は恐る恐るスプーンでちょっと飲みました。

大尉が味の感想を聞くと、

「キャベツの味がする。」と嬉しそうに答えました。

そんなはずは無い。と、大尉もひとくち口にしたところ、
やはりキャベツの味がしたということです。


次に、

ある日、
「5号はサ行が下手だ。」と大尉に指摘され、
「そんな事は無い。」といいはる5号に、

「じゃあ、シャア少佐に、大中小をつけて言ってみろ。」と
大尉がふると、

「だい、しゃあしょうしゃ、ちゅうしゃあしょうしゃ、ちょしょうしょうしゃあしょう・・・。」

と、ぼろぼろで、
下唇をかんで悔しがっていた5号でしたが、

次の出動日には、どうやら練習してきたらしく、
自分から、
「大シャア少佐、中シャア少佐、小シャア少佐。」と
これみよがしに発声していたということです。

興がのってきた5号は、
「竹立てかけたかったので竹たてかけた。
 まいまいねじまき、まみむめも。」など、

自分の知っている限りの達成感のある語句を
その日は、言い続けていたということです。


次に、

「慈恩弘国です。」と
電話で言ってみたかった5号は、

ある日開店前の仕込み中に電話が鳴ると、

「わたし出まーす。」と元気に電話に出たということです。

「はい、慈恩弘国です。
 はい、はい、承りました。
 ありがとうございます。
 お待ちしております。」がちゃん。

「5号、ご予約の電話かい?」

「はい、明日、3名様でご予約いただきました。」

「5号・・・・・・・・。
 予約表を見てみろ。明日は満席だよ。」

「えー!」

「まあまあ気にするな。
 すぐお断りの電話をするとしよう。」

「大尉、わたし、連絡先聞くの忘れてました。」

「えー!」



次に、

ある日、
自分はかつてブラスバンドに所属していて、
ホルンとトランペットが吹ける。と5号が自慢しました。

するとランバラル大尉が、
「トランペットなんて難しいだろ。本当に吹けるのか?」と
たずねると。

「吹けますよ。」と自信満々だったということです。

そこで大尉が、
どこからともなくトランペットを持ってきて
「じゃあ、はい。」と
5号にわたしたところ、

「なんでこんなところにトランペットが。」とぼやきつつ、
ドレミファソラシドも吹けませんでした。

四苦八苦する5号をよそに、
大尉がサックスでルパン三世を吹くと、

「くやしいなぁ。サックスとかクラリネットは簡単だ。」と
言いはじめたので、

「じゃあこれ吹いてみろ。」と、
サックスをわたしたところ、

ふぉー。ふぉー。ぴゃー。ぴょー。と変な音がする
だけだったということです。

ますますくやしがる5号は、
「ホルンなら吹ける。誰か、ホルンをもってきて。」と
叫んだということです。



次に、

たこ焼き焼き器が炎上しました。
原因は、油を大量に使用したためとみられています。

出火はすぐにおさまりましたが、
警察は、
当時現場でたこ焼きを焼いていた
フラウボウ5号を現行犯逮捕したということです。


警察の事情聴取に対し5号は、
油をたくさん使えば使うほど美味しくなると3号にいわれた。と
責任転嫁ともとれる発言をくりかえしたということです。

そこで、3号に事情を聞くと、
「わたしはそんなことは言っていない。」と否認しました。
すると5号は、
「じゃあ、4号だ、4号に言われた。」と証言をひるがえしたということです。

4号に事情を聞くと、
「油なんて言ってないよ。天かすをいっぱいいれたら美味しくなるよ。って言った。」
と証言しました。

あらためて5号に、4号の証言を元に問いただすと、
「そうですか。」と、
おおむね自分のおっちょこちょいを認めたということです。



次に、

電磁調理器で爆発です。

爆発が発生したのは、
先週10月12日の営業日で、
一時店内には白煙がたちこめ、

「ミノフスキー粒子が戦闘濃度で散布されている。」と、
お客さんにはおおうけでした。

原因は、から焼きして熱くなりすぎたなべに、
大量の水をいれてしまったことによる、
水蒸気爆発で、

警察では現在、当時作業にあたっていた
フラウボウ5号を任意で取り調べているということです。

警察によりますと、
爆発が起こったのは、
人気メニューのイセリナシャウエッセンバッハの製造工程で、
5号が担当だったということです。

イセリナシャウエッセンバッハは、
かなり太いウィンナーですが、
はじめ、少し油をひいた鍋で焼き、表面に焦げ目をつけ、
その後、少し水を足して蓋をし、
蒸し焼きにすることによって、
中までしっかり火を通して、
ウィンナー内部の油を溶かし、
美味しく仕上げるというメニューです。

ウィンナーを焼いていたことを
すっかり忘れていた5号が、
「ちょっとこげたけどまあいいだろう。」と、
そこへ大量の水をほうりこみ。

ものすごい水蒸気の白煙が上がったので
いそいで蓋をしたものの、
蓋はガタガタと大きな音をたて、
そのうち店内が白煙でおおわれたという事です。

やばい。と思った5号は、
すぐにたこ焼きを焼いているふりをしましたが、
一部始終を見ていた大尉に、
あっさり見透かされたということです。

黒こげになったウィンナーは、
フラウボウたちで食べなさい。と大尉に言われると、
この日出動だった2号と犯人の5号は、
「わーい。」と喜んで、
忙しい合間をぬって、
美味しそうにかじっていたということです。


次に、

なにか失敗をして、
しょんぼりしてたこ焼きを焼く5号に、
「気にするな。」と声をかけるのが、
すっかり口ぐせになってしまった、
ランバラル大尉が、

先日営業時間中に調理に使っていたコテを、
床に落としてしまいました。

これを見逃さなかった5号はすかさず。

「大尉。気にすることはありませんよ。」と、
目をらんらんと輝かせて、
嬉しそうに突っ込んできたということです。

大尉はくやしそうに、
「ああ、ありがとう、気が楽になった。」と答えましたが、
その直後、
5号がたこ焼きのなべのお玉を床に落とし、
すかさず大尉は、

「5号。気にするな。」と声をかけたということです。



次に、

「大尉、コップ拭きようのふきんは何処ですか?」と
聞いてきた5号に、

「玄関の棚の上にある。
 あれ、始業前にハモンが申し送りしただろ。」と
問いただすと、

「すみません。聞いたふりをしていました。」と
答えたということです。



次に、

最近、ウーロン茶運びに慣れてきた5号ですが・・・・・。




おしまいに、

北海道の居酒屋、晴れる屋さま。
我が国の国政だよりを
いつもプリントアウトしてお読みいただき
ありがとうございます。

我が国のご常連の
シャリアブルさまが、
京都から9月の連休におうかがいし、
たいへん美味しかったと
ご報告をいただきました。

また、我が国のポイントカードを1枚あげてきたと、
お聞きいたしましたが、
どうか大切に保管してくださいませ。

我が国のポイントカードは、
国民証も兼ねており、
我が国が日本を征服して独立した際には、
健康保険への加入や年金を受け取る時に、
必要になってまいります。

再発行はいたしませんので、
くれぐれも紛失しないようにしてくださいませ。




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2008年10月の営業日
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営業時間/18:00開店、22:30ラストオーダー、23:00閉店

03日(金)、04日(土)、05日(日)、
10日(金)、11日(土)、12日(日)、
17日(金)、18日(土)、19日(日)、
24日(金)、25日(土)、26日(日)、
31日(金)、



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エースパイロットランキング
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1位、忍々少将

2位、ララァ中佐

3位、N中佐

4位、タニタク中佐

5位、ドレン中佐

6位、シャリアブル少尉



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□■今日現在の慈恩弘国の占領地■□
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北海道
東北 [ ―― | 岩手 | 宮城 | ―― | ―― | 福島 ]
関東 [ 東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 栃木 | 群馬 | 山梨 ]
信越 [ 新潟 | 長野 ]
北陸 [ 富山 | 石川 | 福井 ]
東海 [ 愛知 | 岐阜 | 静岡 | 三重 ]
近畿 [ 大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山 ]
中国 [ 鳥取 | 島根 | 岡山 | 広島 | 山口 ]
四国 [ 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知 ]
九州 [ 福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | ―― | 鹿児島 ]
沖縄

海外
イギリス、中国、アメリカ(アリゾナ)

※現在、凱旋報告が無いのは、
 青森、秋田、山形、宮崎、の4県となりました。
 この地域を征服された方の吉報を待っています。


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以上、宇宙世紀008年10月17日の
慈恩弘国国政だよりでした。
http://www.ms-06zaku.com/

お好み焼き「慈恩弘国」コミュ(登録=国民)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2975500

(内閣府)
2008/10/17 | 【国政だより】 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
慈恩弘国営業日報0081006
わたしの名前はランバラル
数知れぬ死線をくぐり抜けてきた
ジオン公国の元軍人だ。

宇宙世紀008年 10月 6日 晴れ


わたしの父、ジンバラルが亡くなるのは、
遠い未来の宇宙世紀のことだ。

しかし、
わたしの日本国における父が亡くなったのは、
西暦2004年、4年前のことになる。

すい臓癌であった。

病気の発見が、
同時に父に残された命の時間の宣告となった。


父は、頑固で偏屈で、お人よしで、
少々ズレたところがあり、
よく人にバカにされていたようだが、
正直で勇気があった。

病気の原因は、
おそらく生涯やめることのできなかった
タバコが原因であろう。

父の病名と、
残された人生が数ヶ月であると告げられた直後、
わたしたち家族は狼狽し、
なにかひとつでも光明はないかと、
その、地元の病院で紹介状を書いてもらい、
別の専門の病院などを訪ねたりしたが、
いずれも同じような見立てであった。

結局父は、
遠くの専門の病院ではなく、
もとの地元の病院で治療を行うことになった。

幸い、主治医となったH先生は、
この癌の専門医であった。


助かる見込みがないのに、
治療を行う意味があるのか。


焦りと恐怖と虚無感が、
平々凡々としたわたしの日常をあっさり破壊した。

わたしの家は根っからの貧乏である。
そのうえ、父は入院保険にも、
生命保険にも入ってはいなかった。

今病床で、まだ元気な父と会話したその足で、
お寺や葬儀屋に、
費用の相談をしにいった。

とても強くて大きな虚無感が、
逆にわたしの精神を無感情にしたので、
そのような異常な行動でも、
わたしは冷静に遂行することができたのかもしれない。


父の治療は、
主に日常生活をとりもどすことに重点がおかれた。
そのおかげで、
父は比較的すぐ退院することができた。

わたしは、毎週末、
実家の舞鶴へ帰った。

そして父と釣りに出かけた。


わたしと父は、
もう10年以上まえから、
ゴールデンウィークと正月に、
2人で釣りに行くことがきまりになっていた。

長年をかけて2人でみつけた、
爆釣ポイントがあった。

父は人ごみが嫌いで、出不精であったため、
タバコとテレビ。そして、
母とやっている畑と年に2回のわたしとの釣りが、
楽しみであったようである。


父は、仕事上の事故で、
視力をほとんど失っていた。
釣り場まで手を引いていくものの、
釣りの仕掛けは、わたしの助けをこばみ、
自分でつくった便利な道具を駆使して、
仕掛けをこしらえ、

時にはわたしより釣果を上げた。

季節はちょうど小鯵のまわりはじめた季節。
毎日大漁であった。
釣りの日の夕食は、鯵の天ぷらやキスの塩焼きなど、
釣れた魚が食卓に並ぶ。

今まで、父はなぜか自分が釣った魚は食べようとしなかった。
父の出は漁師の家である。
父いわく、こんな雑魚は食べるに値しないそうだ。
しかし、病気で入院してからというもの、
よく美味しいといって食べていた。

食卓がにぎやかであったことも影響していたのかもしれない。
わたしには下に2人弟がいる。
わたしたち兄弟3人は同じ気持ちで、
毎週末には必ず実家へ帰ってきていたのだ。

わたしたちは、
父の病気のおかげで、
忘れかけていた家族の絆をとりもどすことができていた。

思えば、ほんとうに永く、
わたしは、親や兄弟を忘れていた気がする。

親元を離れ、
自分で仕事をするようになり、

わたしは、忙しい生活のなかで、何を無くしていたのか。
まったく気づかずにいたのだ。


このころ、
どうやら、いつのまにかわたしたちは、
ずいぶん味気ない家族関係になっていたことに
皆が気づいた。


夏も盛りとなり、
墓参りの時期になった。

母と、父の親元とは、
些細なことが原因で疎遠になっており、
父方の墓参りは、
ずっと、わたしと父の2人の恒例行事になっていた。

また、墓参りが終わって、
父の実家の伯母に、
家に上がっていくようすすめられるのを断ることも
恒例になっていた。


今年は、村はずれの海岸の駐車場で、
伯母が管理人の当番をやっていた。

伯母は、今年はめずらしく家族全員で墓参りに来たことに、
多少の含みのある言い回しをしながらも、
痩せて、衰弱した。
尋常でない、父の様子に心配をしてくれた。

この伯母と母とは、
父のことをきっかけに、後に急速に心の距離を縮め、
仲良くなってゆくことになる。


家の墓は、
この海岸の駐車場のちかくの
小高い山の上にあった。

このころの父の両足は、
ひどく腫れあがり、
片足づつ両手で持ち上げなければ、
車からも降りれない状態であった。

小言の多い伯母の手前、
しんどかったらやめとくわ。と言った父であったが、
山を登る決意を固めていたようだ。

山は高さ30メートルほどであったが、
急斜面で足元は砂地。
ちゃんとした階段もなく、
健常者でも足元を踏みしめながら、
恐る恐る登る。

ふもとで父に、
再度ここを登るのか訊ねたが、
「登る。」と一言、吐息まじりにこたえた。

すぐそこに海があり、
山は木々で覆われているとはいえ、
真夏の太陽は容赦なくわたしたちを焼きつける。

父は渾身の力を発揮しながら、
這うように、一歩一歩山を登った。

墓参りを済ませた村の人が、
「ごくろうさんです。」と挨拶をして通り過ぎてゆく。

今、父が命をかけて戦っていることを誰も知らない。
わたしたちを焼く夏の日差しすら、
あっけらかんとしたものである。

長い時間をかけて、ようやく墓までたどりついた。

下の2人の弟は、
墓参りは、ほとんど長男の私まかせだったので、
父方の先祖についてはよく知らない。

父は弟達に屋号や家系について話してきかせた。

小高いこの場所からは、
果てしない海が見渡せる。
砂浜の向こうに漁港。漁港の向こうに海。
はるかな水平線の向こうに、
うっすらと丹後半島がみえる。

真っ青な海。
真っ青な空。
真っ白な雲。
足元には砂。
この砂は海岸から飛ばされてきたものだ。
セミの声。

去年も、その前の年も、ずっと変わらない風景の中に、
父がいた。


父は、何度か入退院を繰り返すようになった。

わたしと父は、
入院していない時はかならず釣りにでかけた。
家族全員で出かけることもあった。

入院している時も、
週末の釣りについて話した。


父の看病は、
つききりで居る母と、
3人兄弟のなかで、唯一舞鶴に残った
三男に頼らざるを得なかった。

このころの父は、多くなった痛み止めの薬のせいで意識が混濁し、
ときおり人が変わったように
暴れることもあったのだという。

遠くに住むわたしにくらべ、
三男と母の疲労、心労はたいへんなものだったはずだ。
しかし、父を中心とした家族の絆はますます深まるばかりで、
わたしたちは団結していた。


季節が秋を迎え、
父との闘病生活に慣れを感じはじめてきたわたしたち家族は、
もしかしたらこのまま、
ずっと一緒にやっていけるのではないかと
思いはじめていた。


そんな矢先のある晩、
父の容体が急変した。


すぐに駆けつけると、
父は、ベッドを少し起こして背もたれのようにしながら、
静かに息をしていた。

医師のはからいで、
父は、
心拍計はつけず、大袈裟な機械や、チューブに繋がれることもなく、
痛み止めの点滴と酸素マスクのみで、
安らかに眠っているようであった。


そのおかげで、
私たちは父の弱ってゆく心臓を気にする必要もなく、
大きな装置のかわりに、
家族が父を囲むことができた。

父は、もうわたしたちの問いかけに応えることはできなかった。

わたしは病室に釣竿を持ち込み、
父の手に握らせた。


父の得意な釣りは、
脈釣りである。

浮きをつけず、針とおもりだけの簡単な仕掛けで、
魚がエサをくわえたら、
その感覚を竿で感じて釣り上げる釣り方だ。

わたしは、
「父ちゃん魚がかかっとるで。」と声をかけ、
魚がかかったように竿をゆすってみた。

すると、父は素早くパッと竿を握り返し、
魚の当たりに合わせてきた。


その場にいた誰もがおどろいた。

看護師の女性に、
父は起きているのかと尋ねると、

薬で眠っているはずです。
しかし、音は聞こえていますので、
話しかけてあげてください。ということだった。


そのあとも、
何度か父との魚釣りごっこが続いた。
心なしか、
父は笑っているように見えた。

母は、
「魚釣りしてる夢見とってやわ。」といって、
病室になごやかな空気が流れた。


そして、数時間が過ぎた。


気が付くと、いつの間にか、
外はすっかり夜が明けていた。
雨上がりの爽やかな朝だった。

父の様態は安定していた。
三男が自動車を移動してくるといって、
いったん病室を離れた。

病室では、
父の左手を母が、
右手をわたしの家内が握ったまま
ベッドに顔を沈めるようにして眠っていた。

朝日の差し込む病室のその風景は、
まるでダビンチの壁画、最後の晩餐のような構図で美しかった。

わたしは思わず持っていたカメラで写真を撮ろうと思い、
カメラを静かに構えた。

そのカメラのモニターに写った父の顔には、
何か、動かし難い、厳然とした尊厳の表情が浮かんでいた。


わたしはカメラをいそいでしまい、
父に駆け寄り、顔のそばで耳をすました。
胸を見た。

眠っている母を静かにおこした。
「父ちゃん、今逝っちゃったで。」と、母に告げた。


別室で待機していてくれた主治医の先生がすぐに来てくれ、
父の死亡が宣告された。

主治医のH先生は、
父の酸素マスクや点滴をはずし、
家族だけの時間をつくってくれた。

そのあと、
父の体はきれいに拭かれ、
病院のたくさんのスタッフに丁寧に見送られ、
住み慣れた家への帰途についた。

車に同乗した母によると、
遺体の搬送をしてくれた車の運転手のはからいで、
病院から家までの道中を利用して、
父の思い出の場所を巡ってくれたそうだ。

もちろん、わたしと父が見つけた、
あの爆釣ポイントもまわってくれたそうだ。

わたしは、
がらんとした病室に最後まで残っていた。
父は、ベッドごと出て行ったので、
今この部屋は、ほんとうに何も無い空間になってしまった。

開けられた窓から、
気持ちのよい秋のそよ風が入ってくる。
ちかくの小学校で、運動会がはじまった。


当初、
父の病気を知らされ、
父の余後の時間を知らされ、
助かる見込みの無い治療に、
絶望と虚無を感じていたわたしは、
いつの間にかいなくなっていた。

いや、ずいぶん前に
そんな気持ちは失せていたように思う。

父は最期まで強かった。
それにくらべ、わたしたちは戸惑うばかりであった。

わたしたちは、
父にとうとう本当の病名を告げることができず、
最後にとせがむ父に、
1本のたばこをわたすこともできなかった。

そんなわたしたちの後悔にくらべ、
父がこの4ヶ月間でわたしたちに残してくれた、
濃密でかけがえの無い時間には、
はかり知れない重みがあった。



この4ヶ月間。
わたしたち家族は、
とても幸せだったのである。




今日、
10月6日は、わたしの誕生日だ。
そして、父の命日でもある。



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本日のクルー
店長:ランバラル大尉
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2008/10/10 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(7) | トラックバック(0) | page top↑
慈恩弘国営業日報0081001
わたしの名前はランバラル
数知れぬ死線をくぐり抜けてきた
ジオン公国の元軍人だ。

宇宙世紀008年 10月 1日 くもり


ここは、
中央アジアの西の果て、
カスピ海を渡ってしばらくいったとこらへんの

マ・クベの鉱山基地。



「大佐、大佐、起きてください。
 マ・クベ大佐。」

「あっ、つーつつつつ。」

「気がつかれましたか大佐。」

「痛っ、いったー。
 うう、お、ウラガン。
 わたしはいったい。」

「大佐、しっかりしてください。
 大佐はあの階段から、うっかり足をすべらせて
 転落してしまったのですよ。」

「おお、そうだった、そうだった。
 思い出した。
 どうだウラガン。わたしのコレクションを見よ。
 まいったか!」

「それどころじゃありませんよ大佐。
 キシリア閣下が、ザンジバルで先ほど
 グラナダからお越しになりました。」

「なんだと!
 愛しのキシリアさまが?
 すぐにお出迎えにまいらねば。」

「その必要はない!」

カン、カン、カン、カン、カン・・・。

「おお、閣下、わたくし、このような醜態を。失礼いたしました。
 こらウラガン。肩をかせっ!」

「立ち上がる必要も無い。
 そのまま横になっていろ。」

カン、カン、カン、・・・。

「閣下・・・。わたくしごときの体を気づかってのお言葉。
 感激でございます。
 このマ・クベ。終生閣下に忠誠を誓います。」

カン、カン、・・・。

ぶしっ!

「あいたっ。閣下。ブーツのヒールで、
 わたくしの手をお踏みでございます。」

「マ・クベ。なんだこの見渡す限りのガラクタの山は。」

「な、なにをおっしゃいます閣下。
 公国一の選美眼をお持ちときこえる、キシリア閣下ともあろうお方が、
 そのような蒙昧(もうまい)なことをおっしゃってはなりませんぞ。」

「なんだと。
 ウラガン。これはそんなに値打ちのあるものなのか?」

「ガラクタです。」

ぶしっ!ぶしっ!

「うおっ!うおっ!あいたたたたたた!」

「マ・クベ。わたしがなんで
 わざわざこんな所にやってきたかわかるか?」

「い、いえ、存知ません。」

「おまえが、せっせ、せっせと本国に送ってくる物資が、
 最近ガラクタばかりになってきたと、
 兄上から嫌みったらしく小言を言われたからだ。」

「なんですと、
 あれらは全て、キシリア閣下への贈り物でございます。
 全て良いものでございます。
 閣下に喜んでもらおうと、わたしは、わたしは・・・。」

「うるさい!壷や皿で、ザクが造れるかっ。
 このっ、。このっ。」

ぶしっ!ぶしっ!ぶしっ!ぶしっ!

「うおっ!うおっ!うおっ!うおっ!あんっ!」


「ウラガン。ムチをもってこい。」

「はっ、閣下ここに。」

「かせっ!」

ひょわっ、ぴしぃーー!
ひょわっ、ぴしぃーー!

「ああっ、ああ~っ!」


「兄上の目を盗むばかりか!」

ひょわっ、ぴしぃーー!

「あまつさえ、わたしの為などと言い訳しおって!」

ひょわっ、ぴしぃーー!


「あっ、ああっ!」

「だいたい、
 わたしは鉱石を採掘しろと命令したはずだー!」

ひょわっ、ぴしぃーー!

「だれが遺跡を発掘しろといったー!」

ひょわっ、ぴしぃーー!

「うっ、ああっ、ああ~っ!(*´Д`*)~」

ひょわっ、ぴしぃーー!
ひょわっ、ぴしぃーー!

「あはっ、あは~っ!(*´Д`*)~」




「・・・・・・・・・・。」




「女王さま、いや、閣下。もうおしまいでございますか?」

すちゃっ。

「あれ?閣下。銃なんか構えて、そんな、おたわむれを。」

「甘いな。」

ずきゅーーん。

どさっ。

「マ・クベ大佐は、階段から転落し、自身の銃が暴発。
 不遇の最期をとげられました。」



「ウラガン。たすかる。」




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2008/10/01 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
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