このブログは私、中野新一が、ランバ・ラルを名乗り、彼が生きていて、現在の日本で生活していたらどんな事が起こるのか。その社会実験的試みの記録です。
わたしの名はランバラル。
数知れぬ死線をくぐり抜けてきた
ジオン公国の元軍人だ。
宇宙世紀009年 4月 25日 雨
慈恩弘国の駐機場を一歩出れば、
そこは地球連邦の日本国だ。
今、日本国では100年に一度の大不況らしい。
去年までは、いざなぎ景気以来の景気拡大期だと聞いていたが、
その恩恵にはあずからなかったものの、
100年に一度の不況の影響は、
いくらか出ている。
そのもっとも顕著な例が、
フラウボウ達の就職だ。
この春、大学を卒業したフラウボウは、
2号と4号と5号だ。
2号と4号は、わりと有名な私立大学で、
IT関連の勉強をしていた。
のんびり、ぼんやり、好きなことばかりやっている風ではあったものの、
早くから就職活動に取り組み、
2号は去年の春に、4号も夏までには、
さっさと内定をもらっていた。
まだ日本国が好景気だったころだ。
一方、芸術系の大学に在籍していた5号は、
次々と内定を決めていく同僚を見て、
焦りは感じていたようであったが、
それでも他の2人と比べたら一歩出遅れた。
その結果、本格的な就職活動が秋以降になってしまい、
好景気だった世間は、
すでに前代未聞の世界不況へと変貌しており、
5号の就職活動は困難を極めた。
ちょうど、アバオアクーが陥落するときの大爆発から、
間一髪脱出したアムロ君と、
脱出できなかったその他大勢との差だ。
冬になり、年が明けても、
5号の就職は決まらなかった。
その頃になると、
「5号~、このまま慈恩弘国で一緒にはたらこうよ~。
毎日楽しいじゃないか。
ずっと楽しくやっていこうよ~。」と、
わたしは5号を誘惑した。
最初は、
「絶対嫌です。」
と元気に抵抗していた5号だったが、
次々と不採用の通知をもらう日々が続くにつれ、
「嫌です。」
「嫌。」
「う~ん。」
「もしかしたら。」
「あのう・・・。」
と、言うことが変わってきた。
5号はおっちょこちょいで、
やたら店の物を壊すが、
けっして他の学生とくらべて劣っているわけではなかった。
むしろ優秀なほうである。
同じ芸術系の大学を出てるにしても、
短大出のわたしとくらべたら、
はるかに学歴は上であるし、
滑り止めに受けた他の大学のデッサンの成績は、
トップだったそうだ。
ただ、わたしの時もそうであったように、
一般的に芸大出の人間は、
会社ですぐには使えない。
自己表現を追及する、芸術のスタンスと、
社会(他人)のニーズを追求する、クリエイティブのスタンスでは、
ベクトルがまったく逆だからだ。
とはいえ、
絵を描くにせよ、映像や音楽を作るにせよ、
やっていることは、
作家とクリエイターでそう大差はない。
自分が満足するか、
他人を満足させるかの違いなのだ。
ところが、
このスタンスを理解し、
市場にウケる作品を作れる人間になるための意識改革は、
意外と時間がかかり大変なことなのだ。
わたしのまわりの多くの芸大出の人間も、
入社早々、上司や取引先の担当者に対して、
「あいつらにはセンスが無い。」
などといって、
会社を辞め、結局今はモノづくりの世界とは
まったく関係ない仕事をしている者も少なくない。
2号と4号は、
情報処理を学んでいただけあって、
5号ほど画力などの表現力は無いものの、
プログラミングや様々なアプリケーションにも精通し、
市場を意識した作品を作り、
すぐに会社の戦力になり得た。
一方5号は、
目を見張るばかりの表現力を持ちながらも、
パソコンもろくに使えなかった。
その差が、この不況下において、
フラウボウたちの就職活動の明暗を、
さらに色濃くしたとも言える。
年が明けた頃から、
5号はときおり頭痛に悩まされるようになった。
高校のころから好きな事に熱中し、
いい仲間に恵まれ、楽しくすごして来た5号。
多くの人が、何年も浪人してやっと入れるような難関校にも
ストレートで入学し、成績も優秀。
そんな、努力のほとんどが報われてきた5号にとって、
今回の、就職活動でのつまづきは、
人生はじめての大きな挫折らしい。
春になっても結果が出せない5号に、
わたしは、だんだんかける言葉をなくしていた。
このまま就職が決まらなければ、
5号はきっと大阪の実家へ帰るのだろうと、
わたしは思っていた。
卒業式を目前にして、
5号は思わぬ行動に出た。
ヘンピな山奥の、大学の近くのマンションを引き払って、
京都の市街に、新たにマンションを借りたのだ。
「どういうことだ。」と、問いただすと。
「わたしは帰らない。」と、答えた。
そして、
「大尉、わたしを雇ってください。
宜しくお願いします。」
と、続けた。
就職活動がうまくいかない5号に、
我が国にとどまるよう、軽い気持ちで発したわたしの言葉は、
思いのほか、両刃の剣になった。
今、この娘のまっすぐな視線が刃となって、
わたしの瞳の中に覚悟を見定めている。
わたしも目をそらすことなく、
真剣に、この娘の瞳に覚悟を見定めた。
もちろん、わたしの決断に時間はかからなかった。
「よし、今日からお前とわたしは運命共同体だ。
同じ船に乗った海賊だ。
一緒にこの大不況の荒波に乗り出し、
世間様から金を奪うぞ。」
「はい。宜しくお願いします。」
「わたしを追放した学会に、
復讐してやるんだー!」
「おー!」
2009年春、慈恩弘国での誓いであった。
さて、不況のあおりで広告宣伝費が削られ、
わたしのグラフィックデザインの仕事は、
今や独立開業以来の少なさだ。
こんな状況で常勤スタッフを雇うことを決めたわたしの判断は、
連邦の腐った官僚どもにも、
ジオンのお偉方にも、さぞ愚かしく写ることだろう。
戦いに勝つという事がらには、
勝算はあっても、その保障はどこにもない。
負けることもまた同じである。
最後の決断は賭けなのだ。
わたしは、この娘に賭けることにした。
戦場で敗れた者に共通していることは、
順境にあぐらをかいている者と、
逆境にくじけた者だ。
順境に油断せず、
逆境にくじけない、
謙虚で、丈夫な精神と肉体を持ち合わせているのは、
若者だ。
いつの時代も、
次の時代を、若者が創るのだ。
この娘の才能を思えば、
一刻も早くその才能にふさわしい現場へ送り出してやるべきだろう。
また、そのチャンスは必ず訪れるはずだ。
その時まで5号よ。
わたしのジオン復活の野望に
力をかしてもらうぞ。
↓さっそくジオンの手先となってその才能を発揮する5号の作品



--------------------------------------------------
本日のクルー
店長:ランバラル大尉、オーナー:ハモン、
捕虜:フラウボウ5号、マチルダさん、
--------------------------------------------------
フラウボウ2号&ランバラルによる楽曲
「HAKENKREUZ」
作詞・作曲 : ランバラル
歌 : フラウボウ2号&ランバラル
http://www.youtube.com/user/EnergyNAKANO?gl=JP&hl=ja
--------------------------------------------------
☆★ジオン領拡大作戦進行中☆★
--------------------------------------------------

お好み焼き慈恩弘国店舗にてお配りしております、
この「ジオン領宣言シール」を
あなたの所有物に貼って、
ジオンの地球侵略に手を貸そう!
ただし、他人のもの、公共のものには
決して貼らないでください。
連邦軍につけいる好機をあたえ、
戦局が不利になってしまいます。
自分のできる範囲で、
できるだけ人に迷惑をかけない独立闘争こそ、
我らの理想である。
ジーク・ジオン。
--------------------------------------------------
お好み焼き「慈恩弘国」
http://www.ms-06zaku.com/
お好み焼き「慈恩弘国」コミュ(登録=国民)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2975500
数知れぬ死線をくぐり抜けてきた
ジオン公国の元軍人だ。
宇宙世紀009年 4月 25日 雨
慈恩弘国の駐機場を一歩出れば、
そこは地球連邦の日本国だ。
今、日本国では100年に一度の大不況らしい。
去年までは、いざなぎ景気以来の景気拡大期だと聞いていたが、
その恩恵にはあずからなかったものの、
100年に一度の不況の影響は、
いくらか出ている。
そのもっとも顕著な例が、
フラウボウ達の就職だ。
この春、大学を卒業したフラウボウは、
2号と4号と5号だ。
2号と4号は、わりと有名な私立大学で、
IT関連の勉強をしていた。
のんびり、ぼんやり、好きなことばかりやっている風ではあったものの、
早くから就職活動に取り組み、
2号は去年の春に、4号も夏までには、
さっさと内定をもらっていた。
まだ日本国が好景気だったころだ。
一方、芸術系の大学に在籍していた5号は、
次々と内定を決めていく同僚を見て、
焦りは感じていたようであったが、
それでも他の2人と比べたら一歩出遅れた。
その結果、本格的な就職活動が秋以降になってしまい、
好景気だった世間は、
すでに前代未聞の世界不況へと変貌しており、
5号の就職活動は困難を極めた。
ちょうど、アバオアクーが陥落するときの大爆発から、
間一髪脱出したアムロ君と、
脱出できなかったその他大勢との差だ。
冬になり、年が明けても、
5号の就職は決まらなかった。
その頃になると、
「5号~、このまま慈恩弘国で一緒にはたらこうよ~。
毎日楽しいじゃないか。
ずっと楽しくやっていこうよ~。」と、
わたしは5号を誘惑した。
最初は、
「絶対嫌です。」
と元気に抵抗していた5号だったが、
次々と不採用の通知をもらう日々が続くにつれ、
「嫌です。」
「嫌。」
「う~ん。」
「もしかしたら。」
「あのう・・・。」
と、言うことが変わってきた。
5号はおっちょこちょいで、
やたら店の物を壊すが、
けっして他の学生とくらべて劣っているわけではなかった。
むしろ優秀なほうである。
同じ芸術系の大学を出てるにしても、
短大出のわたしとくらべたら、
はるかに学歴は上であるし、
滑り止めに受けた他の大学のデッサンの成績は、
トップだったそうだ。
ただ、わたしの時もそうであったように、
一般的に芸大出の人間は、
会社ですぐには使えない。
自己表現を追及する、芸術のスタンスと、
社会(他人)のニーズを追求する、クリエイティブのスタンスでは、
ベクトルがまったく逆だからだ。
とはいえ、
絵を描くにせよ、映像や音楽を作るにせよ、
やっていることは、
作家とクリエイターでそう大差はない。
自分が満足するか、
他人を満足させるかの違いなのだ。
ところが、
このスタンスを理解し、
市場にウケる作品を作れる人間になるための意識改革は、
意外と時間がかかり大変なことなのだ。
わたしのまわりの多くの芸大出の人間も、
入社早々、上司や取引先の担当者に対して、
「あいつらにはセンスが無い。」
などといって、
会社を辞め、結局今はモノづくりの世界とは
まったく関係ない仕事をしている者も少なくない。
2号と4号は、
情報処理を学んでいただけあって、
5号ほど画力などの表現力は無いものの、
プログラミングや様々なアプリケーションにも精通し、
市場を意識した作品を作り、
すぐに会社の戦力になり得た。
一方5号は、
目を見張るばかりの表現力を持ちながらも、
パソコンもろくに使えなかった。
その差が、この不況下において、
フラウボウたちの就職活動の明暗を、
さらに色濃くしたとも言える。
年が明けた頃から、
5号はときおり頭痛に悩まされるようになった。
高校のころから好きな事に熱中し、
いい仲間に恵まれ、楽しくすごして来た5号。
多くの人が、何年も浪人してやっと入れるような難関校にも
ストレートで入学し、成績も優秀。
そんな、努力のほとんどが報われてきた5号にとって、
今回の、就職活動でのつまづきは、
人生はじめての大きな挫折らしい。
春になっても結果が出せない5号に、
わたしは、だんだんかける言葉をなくしていた。
このまま就職が決まらなければ、
5号はきっと大阪の実家へ帰るのだろうと、
わたしは思っていた。
卒業式を目前にして、
5号は思わぬ行動に出た。
ヘンピな山奥の、大学の近くのマンションを引き払って、
京都の市街に、新たにマンションを借りたのだ。
「どういうことだ。」と、問いただすと。
「わたしは帰らない。」と、答えた。
そして、
「大尉、わたしを雇ってください。
宜しくお願いします。」
と、続けた。
就職活動がうまくいかない5号に、
我が国にとどまるよう、軽い気持ちで発したわたしの言葉は、
思いのほか、両刃の剣になった。
今、この娘のまっすぐな視線が刃となって、
わたしの瞳の中に覚悟を見定めている。
わたしも目をそらすことなく、
真剣に、この娘の瞳に覚悟を見定めた。
もちろん、わたしの決断に時間はかからなかった。
「よし、今日からお前とわたしは運命共同体だ。
同じ船に乗った海賊だ。
一緒にこの大不況の荒波に乗り出し、
世間様から金を奪うぞ。」
「はい。宜しくお願いします。」
「わたしを追放した学会に、
復讐してやるんだー!」
「おー!」
2009年春、慈恩弘国での誓いであった。
さて、不況のあおりで広告宣伝費が削られ、
わたしのグラフィックデザインの仕事は、
今や独立開業以来の少なさだ。
こんな状況で常勤スタッフを雇うことを決めたわたしの判断は、
連邦の腐った官僚どもにも、
ジオンのお偉方にも、さぞ愚かしく写ることだろう。
戦いに勝つという事がらには、
勝算はあっても、その保障はどこにもない。
負けることもまた同じである。
最後の決断は賭けなのだ。
わたしは、この娘に賭けることにした。
戦場で敗れた者に共通していることは、
順境にあぐらをかいている者と、
逆境にくじけた者だ。
順境に油断せず、
逆境にくじけない、
謙虚で、丈夫な精神と肉体を持ち合わせているのは、
若者だ。
いつの時代も、
次の時代を、若者が創るのだ。
この娘の才能を思えば、
一刻も早くその才能にふさわしい現場へ送り出してやるべきだろう。
また、そのチャンスは必ず訪れるはずだ。
その時まで5号よ。
わたしのジオン復活の野望に
力をかしてもらうぞ。
↓さっそくジオンの手先となってその才能を発揮する5号の作品



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本日のクルー
店長:ランバラル大尉、オーナー:ハモン、
捕虜:フラウボウ5号、マチルダさん、
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フラウボウ2号&ランバラルによる楽曲
「HAKENKREUZ」
作詞・作曲 : ランバラル
歌 : フラウボウ2号&ランバラル
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ジオンの地球侵略に手を貸そう!
ただし、他人のもの、公共のものには
決して貼らないでください。
連邦軍につけいる好機をあたえ、
戦局が不利になってしまいます。
自分のできる範囲で、
できるだけ人に迷惑をかけない独立闘争こそ、
我らの理想である。
ジーク・ジオン。
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わたしの名はランバラル。
数知れぬ死線をくぐり抜けてきた
ジオン公国の元軍人だ。
宇宙世紀009年 4月 12日 晴れ
我が国のフラウボウ達のまかないはパンだ。
開国当初、まだお客さまがまばらだったころは、
商品開発もかねて、
わたしが作ったモノを食べさせていたが、
いつの頃からか、仕入れの途中で買ってきたパンを
食べさせるようになった。
今日もわたしは、
フラウボウ達のためにパンを買ってかえる。
ミンチカツバーガーの好きなフラウボウ。
チョココルネが食べられないフラウボウ。
ランチパックのピーナツ味が好きなフラウボウ。
タマネギが嫌いなフラウボウ。
フラウボウ達は好みがうるさい。
わたしが砂漠で戦っていた時、
ソドンの町の定食屋で食べた硬いパンに比べたら、
どのパンもとても美味しいのに。
時代が変わったようだ。
仕入れで一番時間をかけるのが、
この、まかないのパンを選ぶ時だ。
棚に並べられたパンのなかで、
否応無しに、
小さな丸いクルミパンに目が止まる。
もうこのパンを買う事はない。
先月、クルミパンが大好きだった
フラウボウ2号が、
1年間の捕虜生活を全うし、
無事釈放され、我が国から旅立っていった。
その娘にはじめて出会ったのは、
わたしがボランティアでアナウンサーをしている、
コミュニティーFM局だった。
アンジェラアキのような黒ぶちメガネで、
針金のような硬い髪が、あちこちぴんぴんはね、
化粧っ気も、
おしゃれっ気もまったくない
娘だった。
それでも、メガネの奥のまっすぐな瞳、
バランスのよいスタイルからは、
この娘が美人であることは、
よくわかった。
にもかかわらず、
たいしてモテなかったのは、
自分の容姿に無関心であったことと、
人見知りであったことと、
オタクであったことが原因だろう。
去年の2月ごろ、
間もなくフラウボウ1号が釈放されることが決まっていた。
我が国を存続させるためには、
1号に次ぐ、フラウボウ2号の獲得が急務であった。
わたしはこの娘に白羽の矢をたてた。
たいして親しくも無い四十のおっさんが
いきなり女子大生に、我が国のフラウボウになってくれ。
と頼むのは、かなりためらわれたが、
無理を承知で声をかけた。
「あー、わたしは、実はジオンの元軍人なんだが、
最近、お好み焼き屋をはじめまして、
そのう、フラウボウっていうね。
役をやってくれる人を探しててね・・・。」
「いいですよ。」
娘はその場で迷う事無く快諾してくれた。
フラウボウ2号の誕生である。
2号の仕事ぶりはすばらしいものだった。
すぐに仕事を覚え、
しばしばわたしの行動の先を読み、
材料をセッティングしたり、
調理補助をしてくれた。
この、シャア大佐を思わせる先読みで、
後に2号は「ニュータイプ」と呼ばれるようになった。
また、人手不足の我が国に、
2号は友人を勧誘してくれた。
フラウボウ4号だ。
2号のおかげで仲間も増え、
我が国は、ますます楽しい店になっていった。
慣れてくると、
だんだん2号の人となりがわかってきた。
あくまでわたしの印象だが、2号は、
人見知りで繊細で傷つきやすく、
丈夫で優しく、正義感があり、
がさつでオタクで好奇心旺盛な頑固者だった。
例えば、世の中にある全てのモノを、
好きなモノと、嫌いなモノと、無関心なモノに、
はっきりわけているふうだ。
中でも人見知りは筋金入りで、
良くも悪くも、かたくなな性格が、
それを応援していた。
我が国の捕虜になってからも、
先週あんなに明るく楽しく仕事をしていたのに、
今週やってきたらもう、他人行儀にきょとんとする。
店が終わるころには、
すっかり打ち解けて楽しくしてても、
次にやってくるときは、やはりどこか緊張してて、
きょとんとする。
結局、笑顔で店のドアを開けるようになったのは、
最近のことだった。
わたしに対してもこうだったのだから、
初対面のお客さん相手の接客は、
さぞかし大変な気苦労だっただろう。
就職先も、
なるべく人と話さないですむ職場を選んだようだ。
それでも、
好奇心旺盛な2号には好きなモノがたくさんあった。
例えば、2号は歌が好きで、そのうえ上手かった。
カラオケではじめて2号の歌を聴いたとき、
2号の天性の歌声に感動したのを今でも覚えている。
今度ユニットを組んでライブをやろう。と提案したら、
ぜひ。と言ってくれた。
2号は、
わたし自身が忘れかけていた楽しい事を、
よく思い出させてくれたが、
今のところ、この約束は果たされていない。
他にも、
声優、ゲーム、アニメ、コミック、ガンプラ、旅行、
社寺仏閣、古刹、へき地、etc.
人見知りのくせに、
連絡がとれない時は、おおかたそのどれかへ
おもむいていた。
考えるよりも、行動が先に出るタイプだ。
ためしに、
何をやっている時が一番幸せか聞いてみたところ、
ひとりでお菓子を食べながら、
パソコンの前に座っているときだそうだ。
これでは浮いた話もありはすまい。
昨年の、わたしとハモンの結婚記念日に、
2号は手作りのケーキを焼いてきてくれた。
中央にジオンのマークの入った、
クルミのケーキだった。

2号にとってクルミは特別な意味がある。
2号の実家は家業が大変忙しい家だった。
それでも2号のお母さんは、
子供の誕生日には、
必ず手作りのケーキを焼いてくれたそうだ。
そんな時、他の兄弟のケーキは、
必ずイチゴのケーキだったのに、
2号の誕生日ケーキは、
イチゴではなく、いつもクルミだったという。
2号の誕生日が、
ちょうどイチゴが手に入りにくい時期だったためだ。
2号は、イチゴがのっている、
他の兄弟のケーキを、
多少うらやましく思ったそうだが、
おおむね前向きに考えてたそうだ。
その一番の理由は、
お母さんが焼いてくれたクルミのケーキが、
たいへん美味しかったためだった。
2号はクルミが大好きになった。
そんな2号が、
わたしたち夫婦のために、
クルミのケーキを焼いてきてくれたのである。
こんなに嬉しいことはない。
就職活動を始めだすと、
2号はコンタクトを使うようになった。
髪にも少し色を入れて、
たまにではあるがスカートでやってきた。
今の2号は、はじめて会ったときとは見違えるほど、
女性らしくなった。
2009年3月14日(土)が2号の最後の勤務になった。
最後の勤務は、
仲の良い5号と組ませてやった。
2号と5号は、
歳も同じで、学校はちがうものの、
同じ大学4回生どうしということもあり、
とても仲がいい。
しかし、いっしょにしておくと大変で、
2人でおおはしゃぎしていたかと思えば、
空手の覚えのある2号が、
5号に空手の型を教えて、
お好み焼きを焼いているわたしに、
横から戦いを挑んできたりした。
また、わたしの隙をみて、
わたしのジオンのマントの
燕尾服みたいなすそを、
結んでしまういたずらを、
しばしばやられた。
2号は、すでに2月いっぱいで、
京都のマンションは引き払っていたため、
今晩はうちでお泊りだ。
営業が終わり、
アバオアクーにハモンが布団を敷いてやると、
5号と一緒に入って、
遅くまでおしゃべりにふけっていた。
翌日の日曜は営業日であったが、
営業時間までの間、
みんなで2号のお別れ会をすることになっていた。
2号のお別れ会の朝、
わたしは少し早起きをして
ギターの練習をした。
ひととおり練習すると、
わたしは、アバオアクーのドア越しに2号に声をかけた。
「起きろ2号、起きろ。」
「あ、はい、起きました。」
「起きたか?よし。すぐ準備しろ。レコーディングするぞ。」
「あ、はい。」
「じゃあ、準備ができたら店に来い。」
「わかりました。」
しばらくして、身なりを整えた2号が店にやってきた。
「いつかおまえとユニットを組んでライブをやろうと言ってたが、
結局それは果たせなかった。
みんながお別れ会にやってくるまで、あと3時間ある。
この3時間で、どうだ。1曲レコーディングしてみないか?」
「いいですよ。」
「よし。
本当は、もっと明るくてかわいい曲を歌わせてやりたかったのだが、
それを作っている時間は、俺たちにはもう無い。
以前にわたしの作った、暗くて陰気な歌だが、いいかね。」
「いいんじゃないですか。」
「よし。じゃあ1時間でマスターしろ。
残りの時間でレコーディングだ。」
静かな、
朝日の差し込む、
お好み焼き慈恩弘国の店内で、
わたしと2号は、陰気な歌を熱心に練習した。
この練習が、2号との音楽活動のスタートになるのか、
最初で最後の記念になるのかは、
今後の物語だ。
もうすぐ、2号が我が国を去ってひと月になる。
2号が勤務の時は、
わたしはきまってクルミパンをまかないに買って帰った。
その、小さくて丸い安いパンを、
フラウボウ2号はいつもいつも喜んで食べていた。
2号はクルミパンを食べる時、
時々、確かめるように匂いをかぐ。
お母さんの作ってくれた誕生日ケーキの匂いを
パンの中に捜していたのかもしれない。
あのかけがえのない笑顔を見るために、
クルミパンを買って帰ることは、
もうないのだ。
そして、
勤務中、わたしのマントのすそを結ぶいたずらは、
今は5号の専売特許となった。
仲の良い相方を失い、
独りとり残された5号の淋しさは、
このところのおっちょこちょいによく表れている。
ところで、
同じ大学4回生だったフラウボウ5号が、
なぜ今も我が国の捕虜として労役を課せられているのか。
それはまた、次のお話で。
フラウボウ2号&ランバラルによる楽曲
「HAKENKREUZ」
作詞・作曲 : ランバラル
歌 : フラウボウ2号&ランバラル
↓
http://www.youtube.com/watch?v=HxMW-MW66NU&feature=channel
--------------------------------------------------
本日のクルー
店長:ランバラル大尉、オーナー:ハモン、
捕虜:フラウボウ6号、アムロ君、
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決して貼らないでください。
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できるだけ人に迷惑をかけない独立闘争こそ、
我らの理想である。
ジーク・ジオン。
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宇宙世紀009年 4月 12日 晴れ
我が国のフラウボウ達のまかないはパンだ。
開国当初、まだお客さまがまばらだったころは、
商品開発もかねて、
わたしが作ったモノを食べさせていたが、
いつの頃からか、仕入れの途中で買ってきたパンを
食べさせるようになった。
今日もわたしは、
フラウボウ達のためにパンを買ってかえる。
ミンチカツバーガーの好きなフラウボウ。
チョココルネが食べられないフラウボウ。
ランチパックのピーナツ味が好きなフラウボウ。
タマネギが嫌いなフラウボウ。
フラウボウ達は好みがうるさい。
わたしが砂漠で戦っていた時、
ソドンの町の定食屋で食べた硬いパンに比べたら、
どのパンもとても美味しいのに。
時代が変わったようだ。
仕入れで一番時間をかけるのが、
この、まかないのパンを選ぶ時だ。
棚に並べられたパンのなかで、
否応無しに、
小さな丸いクルミパンに目が止まる。
もうこのパンを買う事はない。
先月、クルミパンが大好きだった
フラウボウ2号が、
1年間の捕虜生活を全うし、
無事釈放され、我が国から旅立っていった。
その娘にはじめて出会ったのは、
わたしがボランティアでアナウンサーをしている、
コミュニティーFM局だった。
アンジェラアキのような黒ぶちメガネで、
針金のような硬い髪が、あちこちぴんぴんはね、
化粧っ気も、
おしゃれっ気もまったくない
娘だった。
それでも、メガネの奥のまっすぐな瞳、
バランスのよいスタイルからは、
この娘が美人であることは、
よくわかった。
にもかかわらず、
たいしてモテなかったのは、
自分の容姿に無関心であったことと、
人見知りであったことと、
オタクであったことが原因だろう。
去年の2月ごろ、
間もなくフラウボウ1号が釈放されることが決まっていた。
我が国を存続させるためには、
1号に次ぐ、フラウボウ2号の獲得が急務であった。
わたしはこの娘に白羽の矢をたてた。
たいして親しくも無い四十のおっさんが
いきなり女子大生に、我が国のフラウボウになってくれ。
と頼むのは、かなりためらわれたが、
無理を承知で声をかけた。
「あー、わたしは、実はジオンの元軍人なんだが、
最近、お好み焼き屋をはじめまして、
そのう、フラウボウっていうね。
役をやってくれる人を探しててね・・・。」
「いいですよ。」
娘はその場で迷う事無く快諾してくれた。
フラウボウ2号の誕生である。
2号の仕事ぶりはすばらしいものだった。
すぐに仕事を覚え、
しばしばわたしの行動の先を読み、
材料をセッティングしたり、
調理補助をしてくれた。
この、シャア大佐を思わせる先読みで、
後に2号は「ニュータイプ」と呼ばれるようになった。
また、人手不足の我が国に、
2号は友人を勧誘してくれた。
フラウボウ4号だ。
2号のおかげで仲間も増え、
我が国は、ますます楽しい店になっていった。
慣れてくると、
だんだん2号の人となりがわかってきた。
あくまでわたしの印象だが、2号は、
人見知りで繊細で傷つきやすく、
丈夫で優しく、正義感があり、
がさつでオタクで好奇心旺盛な頑固者だった。
例えば、世の中にある全てのモノを、
好きなモノと、嫌いなモノと、無関心なモノに、
はっきりわけているふうだ。
中でも人見知りは筋金入りで、
良くも悪くも、かたくなな性格が、
それを応援していた。
我が国の捕虜になってからも、
先週あんなに明るく楽しく仕事をしていたのに、
今週やってきたらもう、他人行儀にきょとんとする。
店が終わるころには、
すっかり打ち解けて楽しくしてても、
次にやってくるときは、やはりどこか緊張してて、
きょとんとする。
結局、笑顔で店のドアを開けるようになったのは、
最近のことだった。
わたしに対してもこうだったのだから、
初対面のお客さん相手の接客は、
さぞかし大変な気苦労だっただろう。
就職先も、
なるべく人と話さないですむ職場を選んだようだ。
それでも、
好奇心旺盛な2号には好きなモノがたくさんあった。
例えば、2号は歌が好きで、そのうえ上手かった。
カラオケではじめて2号の歌を聴いたとき、
2号の天性の歌声に感動したのを今でも覚えている。
今度ユニットを組んでライブをやろう。と提案したら、
ぜひ。と言ってくれた。
2号は、
わたし自身が忘れかけていた楽しい事を、
よく思い出させてくれたが、
今のところ、この約束は果たされていない。
他にも、
声優、ゲーム、アニメ、コミック、ガンプラ、旅行、
社寺仏閣、古刹、へき地、etc.
人見知りのくせに、
連絡がとれない時は、おおかたそのどれかへ
おもむいていた。
考えるよりも、行動が先に出るタイプだ。
ためしに、
何をやっている時が一番幸せか聞いてみたところ、
ひとりでお菓子を食べながら、
パソコンの前に座っているときだそうだ。
これでは浮いた話もありはすまい。
昨年の、わたしとハモンの結婚記念日に、
2号は手作りのケーキを焼いてきてくれた。
中央にジオンのマークの入った、
クルミのケーキだった。

2号にとってクルミは特別な意味がある。
2号の実家は家業が大変忙しい家だった。
それでも2号のお母さんは、
子供の誕生日には、
必ず手作りのケーキを焼いてくれたそうだ。
そんな時、他の兄弟のケーキは、
必ずイチゴのケーキだったのに、
2号の誕生日ケーキは、
イチゴではなく、いつもクルミだったという。
2号の誕生日が、
ちょうどイチゴが手に入りにくい時期だったためだ。
2号は、イチゴがのっている、
他の兄弟のケーキを、
多少うらやましく思ったそうだが、
おおむね前向きに考えてたそうだ。
その一番の理由は、
お母さんが焼いてくれたクルミのケーキが、
たいへん美味しかったためだった。
2号はクルミが大好きになった。
そんな2号が、
わたしたち夫婦のために、
クルミのケーキを焼いてきてくれたのである。
こんなに嬉しいことはない。
就職活動を始めだすと、
2号はコンタクトを使うようになった。
髪にも少し色を入れて、
たまにではあるがスカートでやってきた。
今の2号は、はじめて会ったときとは見違えるほど、
女性らしくなった。
2009年3月14日(土)が2号の最後の勤務になった。
最後の勤務は、
仲の良い5号と組ませてやった。
2号と5号は、
歳も同じで、学校はちがうものの、
同じ大学4回生どうしということもあり、
とても仲がいい。
しかし、いっしょにしておくと大変で、
2人でおおはしゃぎしていたかと思えば、
空手の覚えのある2号が、
5号に空手の型を教えて、
お好み焼きを焼いているわたしに、
横から戦いを挑んできたりした。
また、わたしの隙をみて、
わたしのジオンのマントの
燕尾服みたいなすそを、
結んでしまういたずらを、
しばしばやられた。
2号は、すでに2月いっぱいで、
京都のマンションは引き払っていたため、
今晩はうちでお泊りだ。
営業が終わり、
アバオアクーにハモンが布団を敷いてやると、
5号と一緒に入って、
遅くまでおしゃべりにふけっていた。
翌日の日曜は営業日であったが、
営業時間までの間、
みんなで2号のお別れ会をすることになっていた。
2号のお別れ会の朝、
わたしは少し早起きをして
ギターの練習をした。
ひととおり練習すると、
わたしは、アバオアクーのドア越しに2号に声をかけた。
「起きろ2号、起きろ。」
「あ、はい、起きました。」
「起きたか?よし。すぐ準備しろ。レコーディングするぞ。」
「あ、はい。」
「じゃあ、準備ができたら店に来い。」
「わかりました。」
しばらくして、身なりを整えた2号が店にやってきた。
「いつかおまえとユニットを組んでライブをやろうと言ってたが、
結局それは果たせなかった。
みんながお別れ会にやってくるまで、あと3時間ある。
この3時間で、どうだ。1曲レコーディングしてみないか?」
「いいですよ。」
「よし。
本当は、もっと明るくてかわいい曲を歌わせてやりたかったのだが、
それを作っている時間は、俺たちにはもう無い。
以前にわたしの作った、暗くて陰気な歌だが、いいかね。」
「いいんじゃないですか。」
「よし。じゃあ1時間でマスターしろ。
残りの時間でレコーディングだ。」
静かな、
朝日の差し込む、
お好み焼き慈恩弘国の店内で、
わたしと2号は、陰気な歌を熱心に練習した。
この練習が、2号との音楽活動のスタートになるのか、
最初で最後の記念になるのかは、
今後の物語だ。
もうすぐ、2号が我が国を去ってひと月になる。
2号が勤務の時は、
わたしはきまってクルミパンをまかないに買って帰った。
その、小さくて丸い安いパンを、
フラウボウ2号はいつもいつも喜んで食べていた。
2号はクルミパンを食べる時、
時々、確かめるように匂いをかぐ。
お母さんの作ってくれた誕生日ケーキの匂いを
パンの中に捜していたのかもしれない。
あのかけがえのない笑顔を見るために、
クルミパンを買って帰ることは、
もうないのだ。
そして、
勤務中、わたしのマントのすそを結ぶいたずらは、
今は5号の専売特許となった。
仲の良い相方を失い、
独りとり残された5号の淋しさは、
このところのおっちょこちょいによく表れている。
ところで、
同じ大学4回生だったフラウボウ5号が、
なぜ今も我が国の捕虜として労役を課せられているのか。
それはまた、次のお話で。
フラウボウ2号&ランバラルによる楽曲
「HAKENKREUZ」
作詞・作曲 : ランバラル
歌 : フラウボウ2号&ランバラル
↓
http://www.youtube.com/watch?v=HxMW-MW66NU&feature=channel
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本日のクルー
店長:ランバラル大尉、オーナー:ハモン、
捕虜:フラウボウ6号、アムロ君、
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☆★ジオン領拡大作戦進行中☆★
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お好み焼き慈恩弘国店舗にてお配りしております、
この「ジオン領宣言シール」を
あなたの所有物に貼って、
ジオンの地球侵略に手を貸そう!
ただし、他人のもの、公共のものには
決して貼らないでください。
連邦軍につけいる好機をあたえ、
戦局が不利になってしまいます。
自分のできる範囲で、
できるだけ人に迷惑をかけない独立闘争こそ、
我らの理想である。
ジーク・ジオン。
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お好み焼き「慈恩弘国」
http://www.ms-06zaku.com/
お好み焼き「慈恩弘国」コミュ(登録=国民)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2975500
わたしの名はランバラル。
数知れぬ死線をくぐり抜けてきた
ジオン公国の元軍人だ。
宇宙世紀009年 4月 2日 晴れ
マクベの塩辛兼人のいれものにちょうどよい
北宋のツボを近所の100円ショップで見つけた。

これはよいものだ。
明日からこれで出そう。
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