庭球にかける青春3
050423

みなさま、おはようございます。

エナジー中野でございます。


いいさか君の必殺技は、
仲間のわたくしたちでさえ、
目を覆いたくなるような、

恐ろしい技でございました。



彼は顔がどじょうに似ていたので、
どじょうというあだ名をもっておりました。

つまり、
なかなかにユニークな面構えだったのでございます。

性格はおおむね温厚で、
何が楽しいのか、

いつもニコニコしているのでございますが、
些細な事にすぐかんしゃくをおこす事も、
彼のキャラクターでございました。


そう、彼の必殺技は、
この顔と性格だったのでございます。

いいさか君は、
試合の最中に対戦中の相手に対して、
自分の尻をむけて、ラケットで叩いて挑発するのでございます。

そして、
相手が失敗いたしますと、
とても楽しそうに、
大きい声で「べー」といいながら。

「あかんべー」をするのでございます。


さすがに相手も怒り出します。
いいさか君をにらんでおります。(`д´*)


応援しているわたくしたちは、
彼の試合は恥ずかしいので、
仲間だと思われないよう、

遠まきにながめているのですが、


彼は試合の最中だというのに、
そんなわたくしたちを見つけ、
わざわざやってきて、

「みてみ、あいつ怒ってるで。( ̄ー ̄)」と、

楽しそうに報告をするのでございます。


しかし、
もともと彼もテニスが上手ではございませんので、
次第に相手に翻弄されはじめるのでございます。

するとどうでしょう。


今の今まで、
ごきげんで相手をからかって、
相手のミスを馬鹿にしていたくせに、

自分が劣勢になると、
烈火のごとく突然怒りだし、
意味もなくボールをネットにバンバンぶつけたり、

相手にサーブのボールを渡すのも、

「そんなにボールがほしいんか。ほらやるわ。」

と大声で叫びながら、
ひどい暴投でボールを渡すのでございます。


相手は、なにがなにやら
さっぱり訳がわかりません。

さっきまで自分が馬鹿にされて
怒っていたのに、

いつのまにか、
いいさか君の機嫌をとらなければ、
まともな試合ができない状態に
なってしまっているのでございます。

こんなに気を使わなければならないテニスが
他にございましょうか。


相手は、勝っても負けても、
後味悪くコートを後にするのでございます。

当のいいさか君は、
ひとしきりかんしゃくを起こしましたら、
いつのまにか、けろっとしており、

何にかんしゃくを起こしていたのか、
勝手に忘れてしまうようなのでございます。


おちょうし者のかんしゃく持ち。

怒りの道化師といわれた、
彼の必殺技でございます。

2005/04/23 | 庭球にかける青春 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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