慈恩弘国業務日報20120401(新たな挑戦)
わたしの名はランバラル。
数知れぬ死線をくぐり抜けてきた
ジオン公国の元軍人だ。

地球世紀2012年 4月 1日 晴れ

一年戦争が終結し、平和な時代となった今、
わたしは、週末、のん気にお好み焼きを焼いているが、
普段は広告制作の仕事をしている。

この仕事にたずさわって25年。
グラフィックデザイナーとして独立してからは、
もう15年の歳月が流れた。

先般、長年の取引先に
このような挨拶文を送った。

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早春の侯 
貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

わたくし中野新一が代表を務めます弊社スタジオキャストは
このたび、2012年4月1日より「慈恩広告社(じおんこうこくしゃ)」と
屋号を変更することになりました。

わたくしも壮年を過ぎ、
今まで学び培ってきました広告制作の技術を今一度見直し、
初心に返るとともに、
今後、より広い視野をもった仕事をしてまいりたいと思うに至り、
その決意として屋号を変更することにいたしました。

年度の変わり目の慌しい時にたいへんお手数をおかけいたしますが、
なにとぞ宜しくお願いいたします。

「慈」kindness:思いやりのある
「恩」Benefit:誰かのためになる
広告づくりを目指して


慈恩広告社を宜しくお願いいたします。



まずは略儀ながらご挨拶申し上げます。
敬具

新社名:慈恩広告社
〒601-8449
    京都市南区西九条大国町3
   電話. 075-693-9092
    FAX. 075-693-9093
   info@ms-06zaku.com
代表  中野新一

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今年のはじめに宣言した、
ジオンのプロパガンダ専用広告制作会社「慈恩広告社」の立ち上げだ。

この、シリアスとジョークの境界線をゆく新社名。
いや、どちらかというと、
明らかにジョークに足を踏み外している新社名。

確定申告の折に税務署に届け出て受理されてしまったので、
もう後へは引けない。


これを4月1日のジョークと思った取引先がどれほどいたかはわからないが、
懇意にしている担当者たちは、
中野さんがまた何か始めたようだ。と
楽しげだ。


企業がその名称やロゴを変更したりする経営戦略を
CI(コーポレートアイデンティティ)という。
わたしもいくつかの企業のCIの仕事をしてきたが、
今になってまさか自分のCIをする事になるとは
昨年までは思いもよらなかった。

企業が長年使用してきた名称を変更するのには、
それぞれの大きな理由がある。
わたしもそうだ。
わたしの場合は、フラウボウ7号が、勤務時間限定ながら、
本日よりうちの常勤になる事である。

フラウボウ5号以来の、
二人目の常勤スタッフの受け入れだ。

7号が「もしかしたら来年もお世話になるかも知れません」と、
ぼそぼそ言い始めたのは昨年の秋を過ぎた頃からだった。
リーマンショック以来続いている就職難は、
この春も容赦が無い。
7号の就職活動も例外ではなく、いい所までは行くものの、
不採用の通知が続いた。


そして年もかわる頃になると、

この不況の中、夢をあきらめ、希望の会社をあきらめ、
進路を決めてゆくまわりの人を見てゆく中で
7号は決心したようである。

「わたしは妥協はしない。不採用通知上等。
こっちから願い下げだわ。
一度きりの人生。
だったらわたしは、自分の夢と向き合う。
中学の頃、クラスで無視されて苦しかった自分を救ってくれた
お芝居と本気で向き合って、
1年間。いけるとこまでいったるわ!」

と、

実際はもっとか細い感じで、
タイミングをみて、そんなような事を途切れ途切れに言ったのだが、
来年からも宜しくお願いします。とは、
はっきりと言った。

さて、「1年間でいけるとこまでいったるわ」
と言ったって、たいして何処へもいけるものではない。
わたしの広告制作業。スタジオキャストのタレントとして雇っても、
来る仕事は、今わたしのかかえている取引先のモデルの仕事に
限られる事になる。

こいつの才能と将来性の大きさは、
半年間一緒にライブ活動をしてきた、
わたしが誰より理解しているつもりだ。
とてもわたしの両手の中に納まりきるものではない。

こいつの可能性を飼い殺しにしてしまう。

つまり、スタジオキャストのマエノヒロミでは、
誰も振り向いてはくれないのだ。

しかしながら、慈恩の7号ならどうだ。
少しは分があるのではないか。
しかも、お好み焼き屋のアルバイトではなく、
個人事務所でも、プロダクションに所属しているタレントなら、
本気が伝わるのではないか。
実際に今もあちこちから呼んでもらっている。
思えば、イグルーの主題歌を歌うtajaの菜穂さんとも歌わせてもらったし、
ガンダム講談師の七井コム斎氏とも、
今月29日に名古屋で共演させてもらえるチャンスをいただいた。
6月にはわたくしの地球の地元、舞鶴でのイベントでライブの予定だ。

呼んでさえもらえれば、
あとは本人の努力しだいだ。

エンターテインメントの世界で身を立てる。

それは、努力をしてても、運があっても、十分な実力があっても、
うまくいかなくて当然の厳しい世界だ。
それを承知の上で旅立ちを決意した若者を、
壮年を過ぎたわたくしなどは、
応援してやるほかないではないか。



慈恩広告社、ならびに、
慈恩広告社所属タレント、7号(マエノヒロミ)

2012年4月1日、冗談ではない。
本日ここに誕生。


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あ、こういう気持ちを吐露すると、
みんなよくわたくしの事をいい人だと思うようだが
勘違いするな。
わたしはゲリラ屋である。
頭の中は常に冷酷無比な打算でいっぱいだ。
7号を一日も早く一人前にして、いい事務所にほっぽり出すのも使命だが、
それまでは馬車馬のように働かせて儲けるつもりなので、
諸君。わたしの提供するサービスにお金をいっぱい使ってくれ。
諸君の出費は我々の活動と生活の安定につながるし、
兵たちも喜ぶ。
2012/04/01 | 慈恩弘国営業日報 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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